京都の食と言えば、懐石料理や精進料理が有名で、鱧や筍、湯豆腐などの食材が知られていますが、値段が高く、また予約の必要があったりと躊躇してしまいます。
そんな京都の食の中で、旅をしている時に気軽に食べられるお勧めが、京うどんです。
2022年3月に京都を旅した時に、六波羅蜜寺(清水寺の近く)の近くにあるお店でうどんを食べてみました。
訪れたのは加藤商店 力餅食堂です。

店内には「けいらん」や「のっぺい」という、聞いたことのないうどんがあります。

しっぽくうどんを注文してみました。

椎茸・かまぼこ・ほうれん草・湯葉・海苔がのったうどんです。
江戸時代に長崎で盛んだった和風中華料理の卓袱(しっぽく)料理の麺料理が畿内に広まったもののようです。
しっぽくうどんは香川にもありますが、香川のは具材が違い、大根やにんじん・ネギ・里芋・鶏肉などが入っていてます。
しっぽくうどんのつゆがあんかけになると、のっぺいうどんになるようです。
のっぺいうどんは、大阪から「あんかけ」が、京都から「しっぽく」が長浜に伝わって「のっぺい」うどんが作られ、それが長浜から京都・大阪に伝わったうどんなのだそうです。
しっぽくうどんは出汁の効いた美味しいうどんでした。

店頭には和菓子やいなり寿司、赤飯が販売されています。
売り切れでしたが、いなり寿司が人気にようです。

気になっていた大福をいただきましたが、これがまた美味しかったです。

皆さんも機会があれば是非。
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