【福井】敦賀の歴史をあらわす昆布

福井県
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おやつ昆布。

2022年3月に電車の長旅をした時に、福井県のお土産で買いました。

敦賀といえば、昆布で栄えた町です。

敦賀は江戸時代に西廻り航路が開かれるまでは、日本で最大の昆布の荷揚港(にあげこう)でした。

中世から始まった松前との航路により、江戸時代初期までは松前からの海産物が敦賀で降ろされ、陸路と琵琶湖の水運によって京都・大坂に運ばれました。

17世紀末に西回り航路ができ大阪まで航路が延長すると、海産物を敦賀で降ろす必要がなくなり荷揚港としての機能が縮小しましたが、それでも昆布は降ろされました。

加工技術が根づいていたため、おぼろ昆布など最終加工までやってから京都に運ばれたのです。

加工した昆布は軽くてかさばらないため、輸送コストも採算が採れ、明治時代の最盛期には100軒近くの昆布屋が軒を連ねたといいます。

敦賀は昆布で栄えた町で、現在も手すき職人が昆布を手で削る、昆布の加工は健在です。

敦賀に観光する機会があれば、お土産にお勧めです。

敦賀は駅から15分ほど歩くと日本三大木造鳥居で知られる氣比神宮(けひじんぐう)、更に12分ほど歩くと赤レンガ倉庫や海が、15分ほど歩くと金崎宮(かねがさきぐう)があります。

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