丹波篠山の黒豆

兵庫県
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おせち料理には欠かせない黒豆。年末になると丹波の黒豆をスーパーやデパ地下で見かけるようになります。

今年は丹波の黒豆を食べる機会があったので、調べてみました。

丹波の黒豆というと値段が高いことでも有名ですが、普通の黒豆と比べて実が大きいのが特徴です。一般の大豆に比べて2倍以上の大きさがあるそうです(一般の大豆が30gなのに比べて丹波の黒豆は80gあるともいわれています)。

煮豆にすると皮が破れにくくよく膨らみ、色つやもいいのが特徴です。収穫した時は豆自体は丸いのですが、煮込むことで楕円形になるようです。

コクがあり、独特の風味が味わえるので、新年を迎えるおせち料理で人気の黒豆です。

丹波の黒豆は細かく分けると、いろいろな品種があり、場所も京都で作られているものがあれば兵庫で作られているものもあります。

その中でも特に知られているのが、篠山(ささやま)産の丹波黒です。

江戸時代に徳川吉宗に丹波黒を献上したところ、その美味しさから将軍のお墨付きをもらったという話があります。当時丹波地方では大凶作が起きていたのですが、黒豆を献上したおかげで年貢が免除されて、以来黒豆を作ることを奨励されたなんて話もあります。

古来からずっと作っていたようですが、織田信長の時代から栽培が始められてともいわれています。織田信長が丹波地方で楽市楽座を行った時に、地方の商人から黒豆が持ち込まれ、それを植えたところ丹波の気候と相性がよく、よい黒豆が育つようになったともいわれています。

おせち料理に黒豆が食べられるようになったのは、室町時代らしいです。

こんにゃくと炊き合わせた「座禅豆」が発祥で、それが武士・庶民に広がっていったようです。当時は砂糖が貴重で料理に使われることはほとんどなく、甘く煮込むようになったのは江戸時代後期といわれています。

コクのある上品な味だけでなく、実の大きさや色つやのよさから、お菓子に使われることも多いです。ロールケーキやパウンドケーキ、カステラ、チーズケーキにとネットで調べてみるといろいろと出てきます。和菓子では定番のおかきや甘納豆、ういろうやどらやきといったものにも使われています。

栄養価の高さもよく知られていて、アントシアニン、大豆イソフラボン、大豆サポニン、レシチン・コチン、カリウム…と体に良いものが沢山入っているので、黒豆ご飯もいいですね。

機会があれば炊いてみたいと思います。

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