熊谷の銘菓、五家宝(ごかぼう)。
草加市の草加煎餅・川越市の芋菓子・熊谷の五家宝は埼玉の三大銘菓です。
この手の包装は初めて見ます。きな粉がたっぷりです。

製造しているお店は紅葉屋本店。明和2年(1765年)創業の老舗です。
使っているのは、大豆、もち米、砂糖、水飴だけです。

冬はレンジで少し温めるといいようです。

いただきます。

思っていたよりも固く、甘くなく、素朴な味わいです。
スーパーで売っている個包装の緑色のものしか食べたことがありませんが、それと比べると味も食感もかなり違います。
スーパーのは着色料が使われているものも多いのでしょうが、緑色の五家宝には青大豆が使われているようです。
本格的な緑の五家宝も食べてみたいですね。青大豆の香りを楽しめそうです。

製造過程を調べてみると、昔ながらの手作りの五家宝は手間がかかるものです。
もち米を蒸してついて煎って、水飴に絡めて、きな粉と水飴の生地で包んで棒で伸ばしてカットする、といった行程をすべて手作業でこなします。
だから味も食感も市販のものとは違うのですね。

五家宝の由来は諸説ありますが、中山道の宿場町として栄え、市が開かれていた熊谷で、「五嘉棒」の名で売り出されたといわれています。
五家宝の原料となる「石原米」という良質の米が熊谷では穫れ、また田畔あぜではきな粉の原料となる大豆が作られ、水飴の原料となる大麦も多く収穫されていて、生産に適していたようです。
その後「五嘉宝」「五箇宝」の字があてられましたが、「五穀は家の宝である」という祈りを込めて現在の「五家宝」が定着したようです。
当時は砂糖が貴重品でしたし、米も不作の時があり、現在のものとは味が違っていたのだとか。
今の形になったのは明治期になってからのようです。
知らなかったのですが、水飴の原料は大麦なのですね。意外でした。
きな粉がたっぷり余ります。

胡麻や刻み海苔と混ぜてふりかけにでもしようかと思います。
きな粉を豆乳に入れるといいなんて話も昔は聞きましたが、それだとイソフラボンを取り過ぎてしまうため、よくないようです。
甘酒やヨーグルトに入れるのなら、よさそうです。
そんな訳で、今回は熊谷の銘菓・五家宝の紹介でした。

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