1月11日は鏡開き。
正月に飾っていた鏡餅を開いて(割って)食べる日です。
今年は鏡餅を飾ったので、鏡開きをしてみたいと思います。

鏡開きとは、お正月に歳神様にお供えていた鏡餅をお下がりとして食べることで、力を授かり無病息災を祈る行事です。鏡餅には歳神様が宿るといわれていますが、お餅に宿った歳神様を天にお送りする行事ともいえます。
一般的に、鏡開きは1月11日に行われますが、別の日に行われる場所もあるそうです。京都では1月4日に行われたり、地方によっては1月15日に行われたりするようです。
では早速、お供えしたお餅をいただきます。

まずはハサミでお餅の縁を切り、蓋を開けます。
鏡餅には年神様が宿っているので、包丁で切るのはNGです。
鏡餅は武家の風習が始まりともいわれていて、お餅に刃を入れることは「切腹」を連想させるから縁起が悪いともいわれているようです。
ついでに、武家ではお餅を食べると力持ちになるとも考えらえていたようです。

お餅はなかなか取れません。
蓋を取ったお餅を耐熱皿に乗せ、水を少しかけて電子レンジで少し温めると、縁の先が少し空き、お餅が取り出せます。


お餅がつかないようにお皿に水を入れて、さらにレンジで温めて出来上がりです。

鏡餅用にお餅は品質がそれほど良くないと思っていましたが、伸びのある、ちゃんとしたお餅です。

箸を使うとお餅が箸にくっついてしまいますが、スプーンにお湯をつけて取り分けるとくっつきません。
鏡開きしたお餅は焼いたり、お雑煮にしたり、

きな粉餅にしていただきます。

鏡開きをしてお供えしたお餅を食べることで、歳神様の力をおすそ分けしてもらうと考えられています。
鏡開きをすることで、今年も1年しっかり働こうと前向きになれます。年神様の力を分けてもらい、元気に力強く、新しい業務に取り組んで行ける気になれます。そういう意味では、いい風習です。

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