紛らわしいラベルの日本酒 農口酒造のM310 大吟醸山田錦磨き5割

石川県
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石川県農口酒造のM310 大吟醸山田錦磨き5割。

720mlで1980円。

買ったのは、2020年の1月かその前の12月あたり。

都内のあるお店でこんなポップを見かけたのがきっかけです。

“あの伝説の杜氏『酒造りの神様』農口尚彦氏が造ったお酒”

そんなに有名な杜氏が造るお酒が2千円くらいで買えるのかと、スマホで見てみると、そうではありませんでした。

伝説の杜氏と言われている農口尚彦氏は、過去にその酒蔵にいたものの、このお酒を買った時には既に別の蔵でお酒を造っていました。購買者が間違えるから、自分の名前をラベルに使わないでくれと裁判を起こしていて、それが2019年の5月か6月に地裁で認められていました。

酒蔵の方は、杜氏が仕込んだものであり違反はしていないと主張しています。

訳あり商品でした。

仕入れた方は知っていたのか、それとも問屋・ブローカーに騙されたのか。

売っていたお店はその数日後にポップを変えていたので、お客から指摘があったのかもしれません。

そんな訳で安く譲ってもらいました。いつもお世話になっていた酒屋さんだったので。

商標の方はその後、令和2年(2020年)12月の裁判で「農口」という商標を使うことには問題がないと判決が出たようです。

杜氏のフルネームが書かれている訳ではないので問題ない、ということで。

日本酒業界もいろいろありそうです。

そもそも正規販売店でしか本来売られない日本酒が、特約店でもないお店に売られていることがまかり通っているくらいですから、プレミアム価格とやらがついて。いろいろとあるでしょう。

やはり、お酒は嗜好品。旅先の思い出に浸りながらその土地のお酒を飲んだり、造り手のものづくりの精神に共感して飲んだり、被災した酒蔵の応援をかねて飲んだりと、そんな「飲む理由」があるから美味しく感じるものです。

現在ではいい設備を持っていれば、同じ価格帯でそれほど味の違いが大きく出ることはないでしょう。好みはあれど、どこもの酒蔵さんのお酒も、大抵それなりに美味しいものです。

悪い話題があると、それだけで酒蔵の評判を落ちるので残念に思います。

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