異色のラベルとネーミングのお酒が多い、岩手県の酒蔵・喜久盛酒造。
前回に引き今回紹介するのは、
『ビクトル投げからの膝十字固め』。
日本酒らしからぬ名前です。
そして、日本酒らしからぬラベル。
ロシアの有名な格闘家の顔らしいです。
火入れをしていない、生酒です。

買ったお店では大々的に販促していました。
買う人を選ぶお酒でしょう。
まさにカオス

そしてシュール。

格闘技をしていた社長が試合で勝った時の技の名前が日本酒の名前になっているようです。

瓶の底には濁りが沈殿しています。

個人的に買った決め手は、発泡性。
ガスのある、チリチリしたお酒というのか、シュワシュワしたお酒というのか、生酒でそういう類のものが好きでして、買ってしまいました。

お猪口に注ぐと、こんな色合いです。

グラスに入れるとよく分かります。

いただいてみましょう。
つまみはタコとうにイカで。

お世辞抜きに美味しいです。
甘みと酸味とチリチリしたのと、申し分ないです。

しめ鯖とも合います。
酢の物ともいいですね。

1日冷蔵庫で寝かすと酸が無くなってしまうので、1日で飲まないといけないのが残念ですが(二合瓶や一合瓶に詰め替えればいいのかも)、個人的には味と値段に満足のお酒です。
飲んだ時に美味しく感じて、実はその後も同じものを買いました。

流石に2回目となるとそれほど美味しくは感じられなかったのですが、それでも美味しかったです。

味噌との相性もいいです。

さて、飲んでからこうして記事にしようと思い、何気なくネットで調べたら、過去になにやらあった酒蔵でした。
酒蔵のコメントはネットでは見つけられず、双方の言い分が分からない以上、個人的にどうのこうの言えませんが、お酒が美味しかっただけに少し複雑な気持ちになりました。
訴えられた方が悪い、疑われた方が悪い、とは限りませんが、今後の動向でどうなのか分かるのでしょう。
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