岩手県の酒蔵、喜久盛酒造のタクシードライバー。
ラベルが一味変わった日本酒らしからぬお酒です。
著作権はぎりぎりセーフなのでしょうか、それとも…。
720ml、1520円(税抜)

米も麹も酵母もすべて岩手県のものを使っています。
お米は「かけはし」というお米、酵母は「ゆうこの想い」。変わった名前ですね。
アルコール分は17度。

味は甘くてしっかりとしています。原酒らしい味わいというのでしょうか。若干雑味もあるような気がしますが、冷やして飲むとより美味しくなります。
お燗で美味しいお酒をコンセプトに造られたらしく、温かくすることで角が取れて飲みやすくなるようですが、個人的には冷酒が好きなので冷やして飲みました。
冷やすと酸味と甘みが程よい、飲みやすいお酒になりました。
ラベルが変わっているのですが、ネットで見てみるともっと変わったお酒も造っています。
『電氣菩薩』という名前のお酒や、『死後さばきにあう』という名前のお酒あり、販売に力を入れているようですね。
買ったお店には隣に嫉みというお酒も売っていましたが、こちらの方がタクシードライバーよりも甘みが強いらしいです。

異色のラベルに異色のネーミングですが、酒蔵の五代目も異色の経歴のようです。
若い時に上京していた時には、ゲームの製作会社で働き格闘技の大会に出たらしいです。
異色の経歴の人が異色の酒造りをするのは面白いのですが、酒蔵のサイトを見たら東日本大震災で酒蔵が倒壊していて、そんな中で前向きにお酒造りに精を出したとのことで、応援したいと思わせる酒蔵さんです。

吉田類の酒場放浪記で紹介されたことのあるお酒で、結構しられているようです。
ですが…ネットで酒蔵のことを調べてみると何やら過去にあった酒蔵のようです。
何かと話題性のある「異色」のお酒です。
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