今回の日本酒は、イギリス人杜氏が造る山廃のお酒です。
下酒造 玉川 自然仕込 純米酒 ビンテージ
1600円くらいだったかと。

昔、仕事の関係で日本酒を勉強する必要に迫られて本を買って覚えた時があったのですが、その時に買った本に載っていて印象的だったお酒です。
オオゼキというスーパーのある店舗に売っていたのですが、まさか売っているとは思いませんでした。

アルコール分15~15.9%
精米歩合66%

天保13年(1842年)、京丹後久美浜の地で創業した酒蔵。
そこに当時、英語教師として来日していたイギリス人のハーパー氏が日本酒の魅力に目覚めて酒造りを始め、国内唯一の外国人杜氏となり造ったお酒です。
特徴は、明治以前に行われていた酵母無添加による「自然仕込」。生酛造りや山廃造りといわれる、蔵に棲みついた微生物によって「自然に醸し上がるのを待つ」製法です。

木下酒造のホームページには次のように紹介されています。北錦で仕込む山廃は、玉川の酵母無添加「自然仕込」シリーズの中心的存在。その原酒に加水し、常温で3年以上熟成させることで、色、味ともにコクが増しました。カラメルやナッツを思わせる香ばしさは、自然についた淡い琥珀色と相まって、深まりゆく秋の風景を連想させます。思いきり熱い燗にすると、長い年月をかけて醸し出された旨みに透明感と優しさが生まれます。

山廃なので褐色のお酒です。

いぶりがっこのような匂いのする、独特の味わいが楽しめます。
甘さがあり、コクがあり、辛味も感じられます。
ネットで調べてみると、急いで飲む必要はなく、置いておけば置いておくほど熟成するお酒のようです。
塩辛とクリームチーズもなかなか合います。
以前、山廃のお酒を飲んだ時に、生酛造りの日本酒は乳酸発酵だから塩辛やクリームチーズと合うというのとネットで知りました。

ブルーチーズなんかとも

結構合います。

玉川のこのお酒はしっかりとした味わい、コクがあるので、魚の甘露煮や煮つけ、モツ煮込みなんかにも合うと思います。
ついでにこの本は結構参考になりました。新版が出ているようです。
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