今回は、おかきを2品紹介したいと思います。
一口に米菓といっても、いろいろなものがあります。
もち米を使ったものを、あられ、おかき、揚げ餅といい、うるち米をつかったものを煎餅といいます。
大雑把なくくりですが、もち米のお菓子の中でも小さいものをあられ、大きいものをおかきと区別しています。
今回は、もち米で作られた米菓のおかきについてです。
和三盆おかき

オーガニック食品を扱っているお店に売っていたものです。500円くらいと、値段は安くはないです。
四国の特産品である和三盆を使ったおかきです。和三盆は、竹糖という一般的なサトウキビよりも細い品種で、徳島県や香川県で栽培されている植物から作られた砂糖です。和三盆について、また別の機会に紹介したいと思います。

個人的に違和感があったのは、おかきに砂糖を使っている点です。おかきといえばしょっぱいイメージがあったのですが、意外と甘いおかきがあることを最近知りました。
もう一品。おへぎ

こちらも砂糖の入った、甘いおかきです。

おへぎという名前は、薄く削り取る「折ぐ」が語源といわれているようです。おかきはお餅を折る「欠き餅」から来ているといわれています。
お餅は神様にお供えしたり、神様が宿るものとされていて、刃を入れずに叩いたり折ったりして細かくして食べたといわれています。
そう考えると、おへぎも包丁とは違った道具で削ったのでしょう。

岡山県で作られたものですが、ネットで見てみると他に四国のものもあり、瀬戸内海周辺の米菓なのかもしれません。
「へぐ」という言葉はその辺りの言葉なのでしょうか。
青のりを入れた緑色のものや、紅花や着色料を入れた桜色のものもあり、カラフルなおへぎもネットでは見つかります。
アイスを乗せて食べるのもいいのだとか。

日本の各地にはちょっと変わったおかきやあられがありそうです。何か面白いものを見つけたら、また紹介したいと思います。
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