2022年4月に富山県を旅した時に、珍しいお餅を見ました。
ささぎ餅という、お餅に豆がびっしりと付いている和菓子です。
高岡駅構内のお店で買いました。

「富山名物」と書かれているので買ってみました。

草餅(ヨモギ餅)の周りにささぎ豆という、小豆に似た豆が付いたお餅です。

程よい甘みと塩気が何とも言えない美味しさで、美味しかったです。

ささぎ豆(ささげとも言うようです)は、小豆よりも皮が硬く煮ても破れない豆で、富山では赤飯にも使われるようです。
豆が破れないことから、江戸時代は武士の間で切腹を連想させる小豆よりも縁起がいいとされ、赤飯に用いられたのだそうです。
ネットで調べてみると、夏の時期だけ石川・富山で販売される季節のお餅と書かれていたサイトもありました。
夏に傷みやすいあんこの替わりに考案されたお餅、なんて由来もあるようです。
話が金沢に飛びますが、金沢では古くから土用の入りに「土用餅」、あんころ餅が食されていました。
邪気払いや、ウナギと同様に夏バテ防止として食されましたが、あんころ餅の代用とされたのだとか。
これは草餅にささぎ豆が付いていますが、白い餅にささぎ豆が付いたささぎ餅も売っているようです。

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