奈良の三輪そうめんの中でも名前の知られている素麺、三輪山本。
奈良の桜井市にある、享保2年(1717年)創業の老舗です。
JR桜井線の巻向駅から徒歩10分の立地にお店があり、冷やしそうめんやにゅうめんを食べることができる、人気の老舗店です。
今回は三輪山本の白龍を食べてみたいと思います。

0.6mmの極細の素麺で、ゆで時間はわずか60秒。

素麺は一般的に、細いほど手間がかかっており、高級といわれていますが、喉越し・コシ・風味を追求したら、この細さにたどり着いたのだそうです。

きっちり60秒時間を計って茹でてみます。

あっという間に茹で上がったので、早速食べてみます。

改めて驚くこの細さ。
贅沢な感じがします。

食べてみると、口あたりはなめらかで、コシがあります。一本一本にちゃんとコシがあり、そして喉ごしもいいです。
文句なしの美味しさです。
ゆっくり味わって食べると、ちゃんと小麦粉の香りがするのも、感心します。
専用の小麦粉をブレンドしているのだそうです。
「手延べ素麺」といわれるものは、作る工程で生地を熟成させる必要があるらしく、それで麺に粘りとコシが生まれるのだそうです。

奈良県の三輪は日本を代表する素麺の産地です。兵庫県の播州素麺(揖保乃糸が有名です)や香川県の小豆島素麺と合わせて、日本三大素麺とも呼ばれています。
古くから奈良で食されていた三輪素麺は、お伊勢参りの途中で訪れた人々を魅了し、手延べの製法が播州(兵庫県)、小豆島、島原へと伝わっていったとされています。

三輪素麺では池利も有名ですが、直営店で食事処である千寿亭はJR桜井線三輪駅から徒歩13分の場所にあります。
奈良県の桜井の方に行った時には、三輪山本のお店や池利のお店で本場の三輪素麵を食べてみるのも、おすすめです。

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