【小暑】土用丑の日には「う」のつくもの、「黒い」もの

夏の味覚
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2021年の7月21日は、大暑の前の土用丑の日。

雨が降り、梅雨明けはまだ先になりそうです。例年なら、梅雨明けの晴れた日に夏バテ防止を謳って鰻を売り込むのでしょうが、今年はスーパーの鮮魚コーナーも心なしか静かに思えます。

土用丑の日に鰻を食べるのは、平賀源内が宣伝したのが始まりと知られていますが、これは平賀源内が鰻屋から売上を上げるにはどうすればいいかと相談された時に、土用丑の日だから「う」のつく鰻を食べれば縁起がいいと宣伝したのが始まりといわれています。

なので鰻に限らず、「う」のつくものなら縁起がいいということで、梅干し、うどん、きゅうり(きゅうりの瓜)、すいか(西瓜の瓜)も、土用丑の日に食べられるようになったともいわれています。

また、丑の方角にあたる北の方は、玄武が守る黒色がいいとされ、黒い物を食べるのがよいとされました。ドジョウ、しじみ、茄子、黒豆、黒胡麻です。

そんな訳で、土用丑の日にうどんを食べるのも、いいのかと思います。

ちなみに、北の方角を黒とするのは、中国の陰陽五行説によるものです。

『なぜ日本人は答えにつまる外国人の質問178』を読んで知りましたが、東西南北には架空の四つの霊獣が宛てられています。

東:青龍、青色
西:白虎、白色
南:朱雀、紅色
北:玄武、黒色

黒や紅という色は位置を示しているので、黒海や紅海と名付けられています。海水の色ではなく、「北の海」「南の海」という位置を示しているので、黒海、紅海なのだそうです。

また、紅白歌合戦の「紅白」は源氏と平氏の戦いから「紅白」になっているけど、本来であれば東西を表す「青白」なんじゃないのか、なんてことも本には書かれていて、興味深い内容でした。

現在は出版されていないようなので、図書館などで見かけたら一読するのがおすすめです。

ついでに、鰻と梅干しは食べ合わせが悪いといわれていますが、これは医学的な根拠がなく、むしろ逆なのだそうです。梅干しの酸味が胃酸の分泌を促し、鰻の脂分の消化を助けるので、消化不良や食後の胃もたれを軽減してくれるのだそうです。

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