土用丑の日にはあんころ餅 金沢百万石あんころ

夏の味覚
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2020年の「土用の丑の日」は、7月21日と8月2日。

8月2日は土用丑の日、二の丑です。

前回は「う」のつく「うどん」を紹介しましたが、今回は「土用餅」です。

と言っても、ただのあんころ餅です。

金沢百万あんころ(確か税抜500円)

金沢はあんころ餅が有名らしいです。

歴史を感じさせるため、また老舗感を醸し出すため、金沢を「金澤」と表記するものが多いようです。

なかでも園八(えんぱち)という老舗の、竹皮に包まれているあんころ餅が絶品らしいです。

当日に食べないと餡がパサついてしてまうため、賞味期限が1日で東京ではアンテナショップなどのお店で買えないようですが、ネットでは冷凍の物を買えるようです。

さて、個人的には馴染みがないのもあり、こういう餅は不思議な感じがします。

餅で餡を包むのではなく、餡で餅を包んでいるからです。

土用丑の日にあんころ餅が食べらるようになった理由ですが、小豆には邪気を払うとされていたことから、季節の変わり目に当たる土用に小豆を食べる習慣が昔はありました。

ちなみに、土用の丑は年に4回、立春、立夏、立秋、立冬の前にありますが、丑の日はその年によって日にちが違います。

また、土用の丑の日には、黒い物を食べる習慣があったから、あんころ餅が食べられるようになったとも、言われています。

丑の方角は北寄りの方角にあたるのですが、北は玄武が治めることから、玄武の色にあたる黒色の物を食べのがいいとされたようです(青龍は青、白虎は白、朱雀は赤)。

ですので、土用丑の日に食べる物は何も鰻に限らず、どじょうやナス、黒胡麻や黒豆といった黒い物を食べればいいとも言われています。

前回の土用丑の日の記事で書いたように、「丑の日」には「う」の付くもの、鰻やうどん、きゅうり(「瓜」の「う」)やすいか(西瓜)を食べる風習もありました。

いろいろな説がありますが、それだけ地域によって違った風習があったのでしょう。土用丑の日一つとっても、調べてみると面白いものです。

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