上野原名物酒饅頭 創業百有余年 永井の酒饅頭

山梨県
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以前から気になっていた、上野原名物酒饅頭。

2月2日に散策がてら買いに行きました。

高尾駅からJR中央本線に乗り、上野原駅で降りて20分ほど歩き、甲州街道に出ると、街道沿いに3店舗と少し外れた所に1店舗、計4店舗の酒饅頭を売っているお店があります。

場所は山梨県の上野原市になります。

この日は4つのお店のうち、定休日が1つ、14時過ぎに店じまいのお店が二つあり、永井酒饅頭店しか開いていませんでした。

明治時代から続くこちらのお店は、現在のご主人で4代目になり、昔ながらの余計なものを一切使わない製法で酒饅頭を作っているお店です。

生地をふっくらさせる添加物を使わないため、時間が経つと生地がかたくなりますが、それこそ昔ながらの本来の饅頭です。

買ったのは、あんまん、みそまん、塩まん、チーズまん、干しブドウ入り酒饅頭。塩マスを具材にした魚(とと)まんを是非とも食べてみたかったのですが、この日は残念ながら売り切れでした。

餡と塩は昔から作っている酒饅頭なので、みそは個人的に惹かれて、干しブドウ入りは季節限定ということで買ってみました。

葡萄の王様「巨峰」の一大産地として知られている山梨の牧丘町の葡萄を使っている酒饅頭です。シャインマスカットの酒饅頭もありました。

チーズは地元の高校生のアイデアで形になったとのことで、そちらもお願いしました。

右からあん、塩、みそ、チーズ、ぶどう。

塩が独特で、砂糖を加えていない塩と小豆の具材となっています。味は塩気が強いですが、小豆の香りと味わいがしっかり感じられる一品です。

食べてみて驚きましたが、生地が美味しかったです。

添加物で膨らませていないので、密度があり弾力と嚙み応えがあり、甘酒のような香りと小麦の香りがしっかりと感じられます。

それぞれの味ですが、あんは甘さが控えめでほどよい塩気があり、塩は小豆の味わいとしっかりとした塩気が小麦粉の生地に合い、みそはコクと塩気が味わい深く、チーズは甘さがなくチーズ本来の味わいと生地のボリュームが合い食べごたえがあり、干しブドウは高級はレーズンパンを食べているような、どれも美味しい味でした。

トースターで表面を焼いても美味しいと、ご主人に教えてもらったのでやってみましたが、これも美味しかったです。

焼目がそれほどつかなくても、表面がカリッとして、また別の生地の美味しさを味わえます。

衣をつけずにそのまま油で揚げる食べ方もあるようです。

その辺のスーパーでは決して食べられない、素材の味を楽しめる素朴な味わいがして、贅沢な一品でした。

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