日本人であれば誰もが知っていると言っていいほど有名な法隆寺は、日本で最初に世界遺産に登録された寺院で、日本を代表する寺院である。
※世界遺産は姫路城と一緒に登録されている
法隆寺にはかれこれ、修学旅行合わせて4回行っているが、それでも機会があればまた行きたいと思う。
調べれば調べるほど自分にとっての見どころが増え、飽きない。
歴史や建築の知識が多い人にとっては、見どころの尽きない寺院なんだろうと思う。
今回は法隆寺について、旅をして知った魅力や見どころを紹介したいと思う。
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簡単な法隆寺の魅力・見どころ
法隆寺の魅力を簡単にまとめると以下のようになる
・古代の寺院伽藍がほぼ完璧に近いかたちで残されている世界最古の木造建築群
・それ故、世界遺産の古都奈良の文化財に登録されている
・金堂・五重塔・回廊が高い建築技術で造られている
・今では手に入らない樹齢千年以上の檜が使われている
・国宝・重要文化財の建物が多い
・飛鳥時代から中世にかけて作られた名宝類の数々が現存している
法隆寺の基本情報
創建は推古天皇15年(607年)。
聖徳太子の父である用明天皇の病気平癒を願って造営された。
天智天皇9年(670年)に火事で建物がすべて焼け落ちたが、711年までには再建されたと言われており、それ以降は現在まで飛鳥時代に造られた金堂や五重塔が現存し、当時の姿を留めているとても文化的価値のある寺院。
※金堂は火災前に建立していた可能性があるという説も近年ある
平成5年1993年に日本で最初の世界文化遺産に姫路城とともに登録された。
境内の広さは約18万7千平方メートルという。
法隆寺は斑鳩寺( いかるがでら)・法隆学問寺(ほうりゅうがくもんじ)とも呼ばれ、各宗兼学の道場だったが、昭和25年1950年に法相宗から独立して現在は聖徳宗(しょうとくしゅう)の総本山となっている。
山号はないが、山号のない寺院は珍しくはないらしい。
法隆寺駅からのアクセスと周辺の寺院
JR法隆寺駅から法隆寺までの時間は徒歩で約20分。
法隆寺は朝8時から参拝できるが、駅から出ている法隆寺へのバスは9時以降の運行となる。
近くには法隆寺をともに世界遺産に登録されている法起寺(ほうきじ)がある。
法隆寺と同時代に創建され創建当初の三重塔が残る古寺で、法隆寺との距離は徒歩約20分。
法起寺は以前は「ほっきじ」と呼んでいたが、法隆寺とともに世界遺産に登録されるにあたり、読み方に一貫性が欲しいという理由により、「ほうきじ」を正式とするようになった。
長年の親しみもあり今でも「ほっきじ」と読む人は多い。
※Wikipediaより
※推古天皇30年(622年)に聖徳太子により建立されたとされる(異説あり)
三重塔は創建当時から残る建造物で国宝に指定されている
聖徳太子ゆかりの岡本宮をその子、山背大兄王が寺にしたとされる
斑鳩町の歴史
法隆寺のある斑鳩町は奈良県の北西部に位置する生駒郡(いこまぐん)に属する町。
斑鳩町の歴史は古く、6世紀から7世紀前半に政治の中心だった飛鳥から聖徳太子がこの地に移り、法隆寺と周辺の寺院が造られた。
中世以降は斑鳩は太子信仰の中心地となり、近世は法隆寺の門前として、また市や宿場町として栄えた。
斑鳩の地は難波と飛鳥の中間に位置する、水陸交通の要衝だった。
水路は複数の川が大和川に合流し、大陸との玄関口だった難波津(大阪湾)へと続き、陸路は太子道(たいしみち)で飛鳥と繋がった。
太子道は別名「筋違道」。
中世以降は法隆寺街道と呼ばれ、現在は町道三宅70号線として活用されている。
斑鳩という名前は一説にはイカルという鳥から名付けられたと言われている
クチバシが黄色く胴が白い小ぶりの鳥で、ムクやエノキなどの木の実を食べるという。
飛鳥時代から既にこの鳥が存在しているとは不思議な気がする
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