飲酒のデメリット 酒は時間・健康・お金全てを無駄にする

断酒記
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今回は、以前投稿した【体験談】3週間禁酒して感じることの補足として飲酒のデメリットを書いてみたいと思います。
これからお酒を止めたいと思っている人や、現在断酒中の人の参考になれば嬉しく思います。

断酒のメリットを一言で表すと、時間・体力・お金が増えることです。
ですので飲酒のデメリットはこの逆のことが起こることです。
そのことについて、今回は詳しく書いてみます。

以下の記事はあくまで僕自身の体験に基づくことで、世間一般に当てはまることや真理ではありません。
お酒の依存度やお酒の耐性は人それぞれです。
あくまで参考までに読んでいただければと思います。

飲酒のデメリット①時間を浪費する

頭の回転が遅くなり作業が捗らない

お酒のデメリットのその一。
お酒を飲むと時間を無駄にします。

飲んでいた頃は気に留めませんでしたが、断酒して時間が増えると、お酒を飲んでいた頃はいかに時間を無駄にしていたかよく分かりました。

お酒を飲むと思考力が低下するので、頭の回転が遅くなり考えるスピードが遅くなり、作業が捗らなくなります。
ですので、仕事が終わって家に帰ってから自分のやりたいことをしようとしても、時間を無駄にしてしまいます。

勉強したり本を読んだり調べごとをしようとしても効率が悪くなりますし、ブログの記事を書いたりYouTubeの動画を作るのも効率が悪いです。
ブログの記事を書くような作業は、お酒を少しでも飲んでしまうと文章を書けません。
途中で中断していたものだと、前日に遡ってどのようなことを書きたかったのか、どんな構成にしたかったのか、そこから確認しなければならなくなり、非常に効率が悪くなります。

調べ事をするにも本を読むにも、文字を読むスピードが遅くなりますし、理解度が下がります。
動画を作るのも頭が遅いのでシラフの時よりも時間を無駄にしています。

結局は仕事が捗らないので、翌日に持ち越すことになりますが、そのために5〜6時間寝ないといけません。
寝てアルコールを抜いて、頭を元の状態に戻してから、ようやく続きができるのです。

これがどれほど効率が悪いことか…。
お酒を飲んでいなければ、調べ事や読書はある程度頭が疲れていても、それなりにできますし、少し仮眠を取れば回復します。
そう思うと、お酒を飲むことがどれほど仕事に支障があるのか、よく分かります。

お酒を飲むと自分のやりたいことができなくなります。
やりたいこととお酒は両立しません。
お酒が好きな人が、家に帰ってからお酒を飲まずに勉強したり自分のやりたいことをするのは難しいものです。
飲みたい気持ちを抑えてもストレスですし注意が削がれます。

かと言って、一口飲んでリラックスしてからやろうと思っても効率が悪くなり、また何とか飲まずに頑張って作業を終わらせ、寝る前にお酒を飲んでも睡眠の質が下がります。
翌日以降の体調が次第に悪くなり、結局は頭の働きが悪くなります。

休日を無駄にする

休日に朝や昼から飲んでしまった時は最悪です。
ちょっとした出来心で、やるべきことがあるのにお酒を口にしてしまうと、その日を無駄にします。

そもそも僕のような目先の利益に流されてしまう人間にとっては、お酒は一口でも飲んでしまうと、その後だらだらとしてしまいます。
途中で止めることができず、寝るまで飲んでしまいます。

やるべきことをせず、YouTubeでお笑い動画を観て笑ったり懐かしい映画やドラマなどを観たりして1日を終えてしまいます。
翌日さほど内容を覚えていないので時間の無駄です。
ストレス解消にはいいのかもしれませんが。

忘れるといえば、お酒を飲むと聞いた事を忘れてしまいます。
自分の興味のある事を聞いても、翌日になると結構忘れており、興味のない事はほとんど忘れています。
これまた時間の無駄です。

時間の無駄の究極は、飲み会です。
仕事終わりに2時間くらいで済ますならまだしも、休日に飲み会を入れると半日は潰れます。

以前は昼から夜まで居酒屋で飲んだり、夜から朝まで飲んだりしていましたが、本当に馬鹿だったと思います。
半日外で飲み、帰ってから酒が抜けるまで半日寝ます。
その間起きていても、何一つ有意義な事はしていないのです。

せっかくの休みを朝の数時間まともに過ごすだけで、残りの大半を酒に酔って過ごすのが、果たして幸せなのでしょうか。

これまで僕が一緒に飲んできた、今は別れた悪友たちは、飲みで有益な話をする人はいませんでした。
むかついただの悔しかっただの過去の話、自慢話、すべらない話、を何度も何度も話します。

世の中にはお酒と上手く付き合っている人や、飲み会で有意義な話をする人も少なからずいると思います。
そういう人と話したいなら、自分が飲まなければいいのです。
飲まなければ話を忘れませんし、聞きたい事をたくさん質問できます。
何も飲み会で酒を飲むことはないのです。

お酒を辞めてから実感しましたが、飲んでいないと思考が深くなります。
お酒を飲んでいた時も、当たり前ですが、日々の生活で考える時間はありました。
仕事のこと、健康のこと、お金のこと、親しい人のこと、将来のことなど。

ですが、禁酒している時と比べると、圧倒的に禁酒中の方が考えています。
上手く言えませんが、おそらく思考がより深くなっているのだと思います。
一つ言えるのは、一歩前進したので、より考える余地が増えました。

そうした体験からも、飲酒は思考力を奪うと同時に、時間を無駄にすると言えます。

飲酒のデメリット②健康を損なう

お酒のデメリットその二。
お酒は健康を損ないます。
心身ともに害を及ぼします。

嗜む程度に、適度に飲むならいいのでしょうが、依存して飲みすぎるようになると、当たり前ですが、翌日調子が悪くなります。
朝から調子が悪く、昼になってもあまり回復せず、夜になってようやく、または家に帰ってようやく元気になります。

一日何をしているのでしょうか。
そんな状態でいいパフォーマンスが仕事で出せるのでしょうか。
そして、元気になったからまた飲むのです。

なぜお酒が有害かというと、体内で毒素を出すからです。
その毒素の解毒に肝臓が追われ、本来の仕事ができなくなり、体調が悪くなります。
疲れが溜まり、免疫力が下がり、段々と不健康になっていくのです。

年を取り体力が落ちてくると、当然飲みすぎると体が怠くなります。
すると、朝起きてから、「調子が悪い」「昨日は飲み過ぎてしまった」という言葉から1日が始まります。
後悔、反省などのネガティブな感情から1日が始まります。

朝は脳が元気でいろいろなアイデアが出たり、考えがまとまったりする有益な時間帯です。
そんな時間帯にネガティブな事を考えるなんて、精神的に良くないだけでなく、時間の無駄でもあります。

自己肯定感を下げるような事を1日の始めにするなんて、その日をどれだけ無駄にしているのかという話です。

飲酒のデメリット③お金を浪費する

お酒を止めると、驚くくらいお金が残ります。
財布から出ていきません。
僕自身は毎週7、8千円くらいお酒に使っていたので、月で3万円前後浮くようになりました。

お酒の怖いところは、「お酒」というと多少高くても買ってしまうところです。
「美味しい日本酒やワインを飲みたいと思ったら、やはり3千円は出さないと美味しくない」。
そんなことを思い3千円の飲み物を平気で買ってしまうのです。

アルコールの入っていない飲み物に3千円も払うことがあるでしょうか。
お酒よりも遥かに有益なノンアル(酔わないし、時間を無駄にしないし、健康です)でも、3千円払う人はそれほどいないのではないでしょうか。

飲み会も同じくお金がかかります。
食事をするなら2千円あれば十分ですし、知人・友人と話をするならコーヒーが飲めれば十分です。
ですが、酒が入ってくると、一軒で5千円、ハシゴで1万円を平気で使ってしまいます。

一万円あればどれだけ自分の身になることに使えるのか、飲み会の時間を読書すればどれだけ自分の身になるのか、頭で分かっていても、アホな事をしてしまうのです。

30代から年々お酒を飲めるようになり、依存するようになり、お酒の量が増え、美味しいお酒を飲みたいと思うようになり高いお酒を買うようになりました。
精神的に不健康な状態になる訳ですが、同時に体にも不健康です。

終わりに

さて、飲酒のデメリットを個人の体験から書いてみました。
健康に関するデメリットはいろいろなことがネットで知られているので、あえて医学的なことは書きませんでした。

飲酒のデメリットを時間と健康とお金に分けて書いてみましたが、どれも繋がっています。
健康を損なえば時間とお金を無駄にしますし、時間を無駄にしていたら(不摂生な生活をしていたら)お金を生み出すことはできませんし、寿命を短くします。

全てが繋がっていることが飲酒の怖さなのです。
ですが、同時に辞めさえしてしまえば、時間・健康・お金のすべてが手に入ります。
これほどのメリットはないので、禁酒に挑戦したいと思っている方は是非取り組んでみてはいかがでしょうか。

挑戦といっても、止めるだけです。
何か新しいことを始める訳ではなく、ただ現状の生活の一つを止めるだけです。

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