3週間禁酒して感じること 酒のデメリットをこれでもかと言うほど感じた期間

断酒記
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大好きだったお酒を止めてから3週間が経ちました。
あれほど好きだったお酒をきっぱり飲まずにいられる自分がとても新鮮で、毎日を楽しく生きています。

今回は禁酒して変わったこと、禁酒したきっかけ、禁酒した方法、今後の課題などを書いてみたいと思います。
長いので、興味のある箇所を目次からご覧いただければと思います。

禁酒をしている現在の状況

まず禁酒を始めてから現状までを簡単に説明します。
お酒を控えたいと思ってから禁酒することにし、現在に至りますが大体こんな流れでした。

12月1日 お酒を控えようと決意
といっても止められた試しがないので、飲まない日を増やすことにする
 ↓
4日 焼酎サワー200mlを4杯飲む(ビール2缶分)
5日 焼酎サワー200mlを1杯飲む(ビール0.5缶分)
11日 日本酒の冷酒お猪口1杯飲む(ビール0.5缶分)
19日 ビール1缶飲む(これが最後の飲酒)
12月に飲んだお酒の量はビール350ml缶に換算して4本
 ↓
12月20日 禁酒開始
 ↓
1月10日 禁酒22日目
最後にお酒を口にしてから3週間経過

正直お酒を止められるとは思っていなかったので(現在もですが)、飲む日を減らせられればいいと思っていました。それが、飲みたくない気持ちが強くお酒に手を出さずに済んだので、禁酒することに決めました。

禁酒以前のお酒の量

こうも簡単に禁酒を始めましたが、僕自身、ついこの間まではお酒にかなり依存していた人間でした。
最近は、これまでの飲酒がたたって肝臓が弱くなり、飲むと直ぐに顔が赤くなるようになり酔いやすくなってきたので、なるべく飲まないように気をつけ、平日はビール350ml缶を2缶、休日は4~6缶までを心がけています。

ですが、2019年の手帳を見るとこのような酒量でした。

2019年3月
13日10缶、14日(休日)4缶、15日7缶、16日9缶、17日(休日)0缶、18日4缶、19日8缶、20日(休日)0缶…
8日間で42缶、1日平均5缶と4分の1缶

この年は自分でもお酒を飲む量が異常だと思い、ビール350ml缶に換算して毎日何本飲んだか記録していました。

1日で8缶も10缶も飲んでいるのは仕事帰りに居酒屋に寄ったか、家でワインか日本酒を普段のビールに加えて飲んだかです(日本酒720ml瓶でビール6缶、ワイン750ml瓶でビール6本と換算)。

飲みニュケーションを強要する上司とお酒を持ち帰れる職場(お酒のサンプルや商談で試飲したワインや日本酒を持って帰れる職種)だったため、2年ほど、いつもに増してお酒を飲んでいました。
今から思うとよく体を壊さなかったと思うほどのお酒の量です。

禁酒以前の依存度

自分でも自ら発信するのは気が引けますが、アル中だと思います。
いや、アル中です。
手の震えや幻覚などの症状はありませんし、飲んで人に迷惑をかけることもありませんし、飲み過ぎた日が続けばマズいと思って休肝日を設けることもできます。

しかしお酒をこれだけ飲める時点でアル中でしょう。
数日間ならまだしも、慢性的にお酒を常習している時点で、お酒に依存している中毒者です。

中毒という意味では、連続して休肝日を設けることが、これまでできませんでした。
いい加減止めようと決心しても、1週間飲まずにいられるのはほぼなく、大抵5日が限界です。
最高記録で月に20日間飲まなかったことが1、2年前にありましたが、直ぐに元に戻りました。
連続して2週間飲まずに我慢したことがありますが、かれこれ10年近くも昔のことです。

1日、2日は飲まずに生活できますが、それを1週間すら続けることができず、これまで何度も何度も禁酒に挫折してきました。

酒乱でなければ重度のアル中患者でもありませんが、こうしてみると間違いなくアルコール依存症です。

禁酒のきっかけ

やりたいことに時間を使いたい

飲んだら仕事が辛くなるのに懲りずに飲み、自分に嫌気がさし、それでも止められないのがお酒ですが、今回禁酒に踏み切ったの、YouTubeに時間を使いたいと思うようになったからでした。

2022年の3月に29日間の電車の旅をし、それを現在動画にしているのですが、作るのに非常に時間がかかっています。
1日の旅を動画にするのに1ヵ月もかかってしまい(2~4本作るのですが)、このペースだと29日間の旅を紹介するのにあと2年もかかってしまいます。

誰に見せても恥ずかしくない内容であれば1ヵ月かけてもいいですが、自分で納得のいかないことが少なくありません(特にナレーションが下手過ぎです…)。

もっと動画作成に時間をかけていいものを作りたいと考えるようになると、幾ら考えても答えは一つで、お酒を止めるのが一番手っ取り早いという結論に至りました。

以来、お酒は自分のやりたいことや目標を妨げる、邪魔もの以外の何でもないものになり、心底うっとおしく思うようになりました。

YouTubeでは奈良や京都の観光名所をはじめ、全国の観光地の見どころをその土地の歴史に触れながら紹介しています。よろしければご覧ください↓

人間いつ死んでもおかしくない

人のためになる動画や内容のいい動画を作りたいと思った時に、人間の寿命は限られていることを強く意識しました。
自分の健康はいつまで続くのだろうか、自分はいつまで不自由なく旅ができるのだろうか、いつまで机に向かって動画編集ができる集中力や体力があるのだろうか…。

それを考えた時に、40歳を越えた自分には活動できる期間が限られている現実を知りました。もちろん生涯現役でいるつもりですし、ブログやYouTubeというコンテンツを使って自分の好きなことを発信し続けていくつもりです。
ですが、予定通りの人生になるかは分かりません。

40歳にもなれば、それなりに死別というものを体験してくるのが、一般的でしょう。
僕も例外なく、親しい知人の衝撃的な訃報や、20代という若さで同級生が亡くなった体験があります。
職場にいても誰かしらの訃報は定期的に聞くもので、若い頃よりも死というものをより身近に感じるようになります。

自身の将来や健康、幸せを考えた時に、お酒と付き合うことがいい判断だとはとても思えず、お酒と距離を置くことにしました。

依存症・酒乱にドン引き

これは禁酒の手助けになることでもありますが、これまでの人生で出会ってきた、お酒でおかしくなってしまった人たちのことを時々思い出すと、「自分はあぁはなりたくない」と心底思え、禁酒を後押ししてくれます。
暴力・恫喝・怒号・威嚇・躁鬱・泣きじゃくる…様々な症状が酒乱やアルコール依存症と言われる重度のアル中に見られますが、そんな引いてしまう症状の中でも、個人的にドン引きするのは二つのことです。

一つは目つきがヤバい。
なんでそんな人を殺すような目つき、人を恨んだような目つき、人を蔑んだ目つき、世の中を恨んだような目つき、卑屈な目つきをするのでしょうか。

もう一つは、約束を守らない。
飲んでいる時の約束なんてどうせアルコールで忘れるし、しらふの時にした約束も飲んでパーにします。
これまで何回騙され、嫌な気分になったことか…。

幸か不幸か、自分の周りにはそういう人が少なからずいました。
お酒を止められず現在も飲んでいるであろう、もしくは飲み過ぎて死んでしまった彼らのことを思うと、「控えているお酒を飲んでもいいかも」といった気分も直ぐに消えてなくなります。

すんなりと禁酒できた理由

本気でやりたいことが見つかった

とはいえ、お酒の悪口を言うことは簡単ですが、実際に常習していた習慣を経つのは大変なものです。
ですが、これまでいくらお酒を止めようと思っても止められなかったお酒も、本当にやりたいことが見つかったら、すんなり止めることができました。
お酒を心底邪魔だと思うようになったら、お酒と距離を置きたいと思うようになりました。

僕自身、これまでたくさんの失敗と挫折を体験してきました。
その原因は頑張りが足りなかったからです。
お酒を飲まずに頑張ってきた経験がありません。
いつもお酒を飲んでいました。

冷静に考えて、お酒を飲んで成功するでしょうか。

飲めば思考回路、体力、技術、すべてが低下します。
限られた1日をそんな状態にしている時間が多い人間が、真面目に地道にやり続けている人間に勝てるでしょうか。

これまで失敗ばかりの人生を歩んできた自分が、これからYouTubでしっかり結果を出したいと思った時に、お酒が不要なことは明らかでした。
これが禁酒をすんなりできた大きな理由です。

現在もまだ成功していませんし、過去に経験した数ある失敗を思うと、悔しさが込み上げてきます。
自分を惨めに思いかけたり、自信を無くしかけることもあります。
そんな状況にあるので、お酒と関わりたくないと思えるのです。

お酒は友ではなく悪友だと思うことにした

このようにお酒に関わるとろくなことが無いと思うことで、距離を置きやすくなります。
言い方を換えると、お酒を悪友・駄目な彼女・駄目な彼氏と思うと効果があると思います。

幾ら一緒に飲んでいて面白い相手でも、最終的には決まって機嫌が悪くなり、自分の悪口を言ってくるような人がいれば、そんな人とは二度と飲まないでしょう。

幾ら彼女や彼氏に魅力があったとしても、酒乱で暴れるようなだらしのない人なら、1秒でも早く別れようとするものでしょう。

別れて正解だと思うし、せいせいするし、これで嫌な気分にならずに済む、時間を無駄にしなくて済むと安心します。
これでやっと解放された、これからは有意義な人生を歩めると、ほっとするでしょう。
そして絶対にまた昔のように戻らないようにしようと決心するものでしょう。

僕にとってはお酒は悪友であり悪女です(悪女と付き合ったことはありませんが…)。
飲酒をそう捉えることで、飲みたいという欲求は抑えられるのではないでしょうか。
もちろんお酒の依存度によりそれが効かないケースがありますし、また飲酒をそこまで否定的に捉える必要もないかとも思いますが。

お酒は手段に過ぎず、目的ではない。禁酒もしかり

お酒から距離を置いてふと思うのですが、「昔は、特に若い頃はお酒の力をよく借りたなぁ」と思い出します。
人見知りする、人と話すのが苦手、自分の意見をちゃんと伝えられない。
そんな自分の弱さや自信のなさを、お酒を飲むことで解決しようとしたものです。
恥ずかしい限りです。

きちんとお酒と付き合っている人は、いい関係を築くためにお酒を飲んでいます。
商談しかり親睦会しかり。
目的を達成するための手段としてお酒を飲んでいます。

禁酒も同じように目的ではなく手段と捉(とら)えるといいのではないかと思います。
お酒を飲まない状態がゴールではなく、飲まないことによって時間と体力とお金を自分のやりたいことに投下して結果を出すことがゴールだと捉えるべきです。

禁酒すると、正直退屈です。
時間が増えますが、人間集中力が急に上がるものでもなく、幾ら好きなことに打ち込んでいると言っても、いつまでもずっと取り組めるものではありません。
疲れますし、つまらないなとふと思うこともあります。

そんな時に、禁酒している生活がつまらない、刺激がない、新鮮味がないと思うと、またお酒を飲んでしまいます。
僕自身何度もこれで失敗しています。

禁酒は目的ではなく過程に過ぎない、目的を達成するための手段だということを忘れなければ、暇だからお酒を飲むという発想に陥ることが避けられます。

お酒の飲まない理由を何度も何度も考えた

ついでに、お酒に対してとことん悪いイメージを持つのも禁酒に効果があるのかもしれません。
個人的には飲酒=悪と思えば思うほど、飲みたくなるという逆効果があるので(恐らく無意識の問題でしょう。
我慢しなければならないと思うと我慢できないのと同じです)、考えませんが、やり方によっては効果があるかもしれません。

お酒は時間の無駄、お金の無駄、健康を損なう、頭が馬鹿になる、脳を委縮させる、依存していく、値段の大半は税金…とネガティブな印象をよりリアルに持つこともいいのかもしれません。

これは余談ですが、僕自身、一度あまりにお酒に対して悪いイメージをリアルにすることができたことがあります。
大袈裟でなく、お酒を目にすると心底不快な気分になるのです。

ですが、先ほども書きましたが、お酒に関わる仕事をしていたので、これは業務上支障が出ました。
お酒を見ていると頭が痛くなってくるのですから…。それだけでなく、「なんでこんな仕事してんだろ」「仕事辞めなきゃ」と思うほどになりました。

それと、近い将来、本業がうまくいったら今後居酒屋に行く機会が増えると思います。
僕自身はお酒を飲まなけれがいいだけですが、あまりにお酒にネガティブなイメージを持ってしまうと、そうした場やお酒を飲んでいる人にもネガティブな感情を持たざるを得ないので、僕自身はこの方法を止めました。

禁酒を助ける方法としてお酒に近づかない、コンビニに行かない、という方法もありますが、個人的にはこれも逆効果に思えるので、むしろお酒に触れるようにしています。
仕事で嫌というほど触れています。

触れたうえで、頭で「飲みたい」「飲んでもいいんじゃない?」と思う度に、飲まないメリットや飲んだ時の怠さ、飲んだ後の後悔を考えたり思い出して、「一生分のお酒を飲んできたし、十分美味しいお酒も飲んできたし、十分だろ」と考え直し、それを今後も積み重ねていくことが効果があると思います。

飲む習慣を変えた

もう一つ、個人的におすすめの禁酒を助ける行動をご紹介します。
これは禁酒する前の準備段階になるのですが、それは普段飲んでいるお酒を変えることです。普段ビールを飲んでいるのなら、禁酒する1~2週間前からサワーにするというものです。
何となく思いつきで始めたのですが、個人的には効果があります。

自身のケースだと、普段はビールを毎日飲んでいるのですが、過去に一度、日本酒に切り替えたことがあります。
立春になると新年を祝う立春朝搾りという縁起の良いお酒が売られるのですが、それを買った時は数日日本酒だけでした。
軽い炭酸が入っていてそれが好きだったのですが、炭酸が抜けないうちに飲み切りたくて数日間はビールを飲みませんでした。

すると不思議なもので、普段飲んでいるビールを飲まなくなるとお酒を飲みたいと思わなくなり、数日禁酒することができました。

今回も、お酒を止める前にまずビールを止めました。
これは禁酒をそれほど意識しての行動ではなかったのですが、焼酎の炭酸割を飲むのに切り替えました。
一番の理由はお金の節約です。
ビールが値上がりしたのに腹が立ち、ビール絶ちを決めました。

話が少し反れますが、ビールは値下がりするとずっと言われてきました。
第3のビールや発泡酒の税率が高くなり、ビールは税率が下がるから安く飲めるようになると、ずっと思っていました。
そんな期待が裏切られ、止められることなら止めたいと思っているビールにこれまで以上にお金を払うのが、単純に馬鹿らしく思い、ビールと絶交しました。

炭酸なら飲んだ気がしますし、焼酎割なら居酒屋で飲んだ時にそれほどお金を気にすることがないと思い飲むようになり、1ヵ月くらい続きました。
ビールから焼酎に切り替えたおかげで、ビールを飲みたいという欲求が弱まり、禁酒しやすくなったと思います。

自分の経験から、普段飲んでいるお酒、飲みなれているお酒を変えることと禁酒しやすいのではないかと思います。
普段からお酒の種類を問わず飲む人には効果はありませんが…。

それでも飲みたくなったら

それでも飲みたくなるのがお酒の怖さ、依存症の怖さです。そんな時はなぜ禁酒しているのか考えるのがいいと思います。
禁酒を決めた目的を改めて思い出し、飲酒のデメリットをリアルに思い出すと、気持ちが収まります。

飲み過ぎて気持ちが悪くなっている自分、吐いている自分、頭がぐるぐるしてふらつきながら歩いている自分、二日酔いで休日を無駄に過ごしている自分、お酒を飲んだことを後悔している自分…。
と、そんな情けない自分を思い出し、その時の怠さや感情を思い起こすと、飲みたいという欲求が薄らぎます。

そのためには、常日頃から、お酒が頭によぎる度に、CMや買物でお酒を目にする度になぜ自分は禁酒をしているのか、それによって何が得られるのか、それを破るとどんな痛い目に遭うのか、を考えるのがいいと思います。

飲まないことで得られるメリット、気分のよさ、自己肯定、爽快さを意識し、またお酒を飲んで後悔した気分をできるだけリアルに思い出すといいです。
特にデメリットは。

自分が依存症だと認める

そして、自分が依存症だと認めることが一番大切だと思います。
正直僕の依存度はかなり軽度でしょう、一般的にアル中と言われる人に比べると。

ですが、だから自分は問題ないと思うのではなく、将来自分もそうなる可能性があることをしっかりと認識して、予防すべきだと思います。

ないことを願いますが、辛いことがこの先の人生で起こらないと言い切れません。
人生何が起こるか分かりません。
親しい人が亡くなることも、年を重ねていけば避けられません。

そうした時に簡単にお酒に溺れることが、自分を客観視した時に容易に想像できます。
自分はアル中になる可能性が高いことを認め、アル中の予備軍であることに強い危機感を持つことも、一番と言っていいほど大事なことなのではないかと思います。

お酒を楽しんできた人生の中で、酒癖が悪くて疎遠になった人や絶交した人が数人います。
酒癖が悪くても親族であったり職場が一緒であるために絶縁できず、彼らの酒癖の悪い様子を目にする機会が年に数回はあります。

そうした残念な人たちを見てきて、自分の経験から言えることは、酒乱・アル中の人は自分をそう思っていない人が多いということです。

時には本人のためを思って、また時には冗談で酒乱やアル中であることをやんわりと言ったことがありますが、気を遣って言った僕自身が驚くくらい、自分が酒乱・アル中だと心底思っていないのです。
呆れてしまいます。

何もお酒に限ったことではありませんが、まずは自分の問題点を認めることがスタートで、そこから改善に向けての一歩が始まります。

禁酒した効果、心身の変化

禁酒して得られる効果はよく知られているので、簡単にご紹介するに留めますが、一般的に言われているメリットを享受できました。

禁酒のメリットを簡潔に言うと、健康・時間・お金が増えます。

健康

お酒を飲まない生活が当たり前になると新鮮味がなくなるので、毎日ハッピー!みたいな気持ちではありませんが(人並に疲れますし、眠くもなります)、頭の状態が健やかになります。

まずは無駄なことに頭を使いません。
「お酒を飲みたい、お酒と合わせて〇〇を食べたい」といったことに頭を使うことがないので、無駄なエネルギーを消費せずに済みます。

そして朝起きた時に「昨日もお酒を飲んでしまった、昨日もせっかくの休日をお酒を飲んで終わってしまった」という嫌な気持ちにならず、また出勤する時に「お酒の飲み過ぎで体が重いな」とか「お酒辞めなきゃな」と思うことがありません。

以前までそんなことに使っていた朝の貴重な脳を、「次の動画の構成はどうしようかな、どうしたら分かりやすい動画になるのかな、削るとしたらどこを削ろうかな」といった本業に使うことができます。
これは大きなことです。

体も2週間すれば大分よくなります。
僕自身経験がありますが、禁酒して数日で感じる体の軽さや疲れを感じないというのは、プラシーボ効果です。
禁酒生活が新鮮で気持ちが高ぶっているので、元気になるだけです。

気持ちが高ぶらなければ、禁酒して数日したくらいでは、体の目に見える変化は起きません。肌も急に良くなったりはせず、むしろ毒素を出すからか、赤ニキビが増えたりと、好転反応というのでしょうか、一見悪化したような症状が出ます(あくまで個人の感想です)。

禁酒して2週間すると、体が楽になり生活の質が上がったことを実感できます。恐らく肝脂肪が減り始め、内臓脂肪や皮下脂肪が減り始めるからだと思います。

2週間過ぎた頃にコロナに感染してしまい体調を崩したのでその後の回復はまだ実感していませんが、1ヵ月、3カ月と禁酒の期間が長くなるほど、健康状態も更に良くなっていくと思います。

その他、健康的になったことは、下のお金の項目でも書いています。

時間

お酒を止めて得られる3つのメリットのうち、これが一番実感しやすいものだと思います。
驚くほど時間が増えます。

平日は1時間半は、休日は半日分は飲酒していた時よりも自由に使える時間が増えました。
トータルだともっと増えています。
と言うのも、前述のようにお酒を考える時間が減るので、自分のやりたいことに考える時間も増えます。

自身の体感としては、考えがより深くなります。
以前考えていたことをより一歩更に考えることができるので、それだけ思考が深まり、新しいアイデアが出てきたり、気づきが得られたり、振り返りができたりと、充実した時間を使えます。
情報収集や読書も捗り、とにかく時間が増えます。

お金

正直実感がありませんが、お金が貯まります。実感が湧きませんが、とにかく使いません。

ビールを飲んでいた時は毎日2缶買って450円くらい払い、休日に2千円~3千円のワインや日本酒を1本飲んでと、1週間で7、8千円お酒だけで使っていました。
月に3万円です…。

これだけのお金を使わなくなった訳ですが、とにかく財布からお金が出ていかないので、財布のお札が減りません。
銀行に行く機会も格段に減るのでお金が残ります。

これは健康の話になりますが、あまりに財布からお金が出ていかなくなるので、これまで気にはしていたけどお金をケチって敬遠してきた病院にも行くようになりました。

市販薬でごまかしていた蕁麻疹を皮膚科で診てもらい、歯周病予防のために歯医者に行って歯石を取ってもらうなど、健康にお金を回すようになり、更に健康によい生活になりました。
ゆくゆくは会社の健康診断では診てもらえない検査など、病気の予防にもお酒で浮いたお金を使いたいものです。

今後の課題

ふと飲んでもいいかと、思ってしまう

お酒を控えるようになり1ヵ月が経ち、また禁酒してから3週間(約20日)が経ちました。
順調に禁酒しているように思えますが、この先、何度も「お酒を飲みたい!」と思う気持ちが出てくると思います。
それが課題です。

現にこの間、2回お酒を飲みたいと思うことがありました。
1回目は年末年始のお祝いでワインを見た時で、2回目は正月のお祝いでいい日本酒を知人がもらってきたと聞いた時です。
その時は両方とも「ちょっと頂戴?」と一言いうだけでもらえる状態で、目の前に美味しそうなお酒が置かれている状況でした。

人間、将来の大きな利益よりも目の前の小っちゃい得に飛びついてしまうもので、お酒を見ては何度も飲もうかと考えている自分がいました。
実際にそういう場面になると、自分が想定しているよりも遥かに禁酒の意思がぐらつくことが分かりました。

ですので、常日頃から、お酒が頭に思い浮かんだ時や禁酒を意識した時に、その度に禁酒のメリットを頭の中で反芻させて、禁酒のメリットを刷り込んでいこうと思います。

禁酒のメリットを意識するのと同時に、デメリットも強く意識したいものです。
飲んだ時の怠さや後悔、不甲斐なさなどの感情などを思い起こすことを常日頃して、嫌な感情をとことん刷り込んでいきたいと思います。

お酒のデメリットは後日記事にします。

辛いことが起きた時に気持ちを保てるか不安

自分の親しい人が亡くなったら、自分は正気を保てるのだろうか。
そんなことも、今後の禁酒を考えた時に頭によぎる不安です。
愛する人を失った喪失感は、きっと想像している以上のものでしょう。
そんな感情を抱えた時に、果たしてお酒に逃げずに、亡くなった人の分も精一杯生きていこうと思いたいものです。

お酒を飲んだら故人が悲しむなと気をしっかりと持って、その人と共有した時間を大事にして前を向いて生きていきたいものです。

しかし、こればかりは、未体験なので何ともいえないところです。
あまり考えたくありませんが、信用していた人に裏切られるということや、予想外の悪いこと(事故・怪我・病気・震災など)が起きた時も同様にリスクがあります。
そういう時こそ、しっかりと気持ちをもっていたいものです。

頭で分かっていても通用しないのがお酒の怖さ

そうした少しイレギュラーというか、特別な時を除き、普段の生活で僕自身が恐れていることは、ある日突然「禁酒を止めた!」と突発的に考えが変わってしまうことです。
こういう時は理屈が効ききません。
アル中がお酒を飲む時、買う時もそうですが、幾ら飲んだら駄目だと理屈で言い聞かせても聞きません。
そうした理屈が通用しない状況にいきなり方向転換してしまうことも、怖いところです。

お酒を止めずらいのは、簡単に手に入るからです。
近くに売っていて、安くて、簡単に手に入る。それだけお酒の誘惑は身近にあります。

150日目が怖い

お酒を止めてからYouTubeで断酒した人の動画を観るようになりました。多くの人が語っているのが、「断酒してから150日くらいが一番辛い」というものでした。断酒の壁というらしいです。

ものごとを習慣化させるときとか、ダイエットをする時とか、一般的に言われていることが僕自身当てはまらない人間なので、正直、現時点では自分には関係のないことに思えるのですが、一応意識はして警戒はしておこうと思います。

余談①禁酒よりも断酒?

これは余談ですが、なかなか決心が決まらないのですが、この際、禁酒ではなく断酒を目指した方がいいのではないかと思っています。

断酒の方がきっぱり飲まないイメージや、金輪際一切飲まないイメージがあり、そのイメージの反動でかえって飲みたくなってしまうのではないかと危惧していますが、お酒を止めるなら断酒の方がいいのではないかと考えています。それも今後の課題です。

余談②夢に出てくる飲酒

これも全くの余談です。
直近2回で、夢の中でお酒を飲んでいる夢を見ました。お酒を飲んでいて、ふと禁酒していたことを思い出して、「あぁ!飲んじゃった!!」と大声で騒いでしまう夢です。

昔、10年以上も前ですが、たばこを止めた時もそういう夢を何度も見ました。
止めてから2年くらいは、たまに見ました。
ですので、何だか微笑ましいというか、笑ってしまうので、今後もしばらくは見ると思います。

そして、3年くらい経った頃でしょうか、まったくお酒に興味がなくなれば夢に出てこなくなると思います。

終わりに

さて、3週間禁酒して感じたことを書いてみました。
実際に書いてみると、改めて禁酒してよかったと実感し、また今後のモチベーションが上がりました。
皆さんも、禁酒の記録を日記やブログ、SNSで書いてみてはいかがでしょうか。
失敗したら何が悪かったのか考えて、やり方を変えてまた挑戦すればいいだけです。
この記事が禁酒をしている方やこれから禁酒に挑戦する方の参考になれば嬉しい限りです。

禁酒1ヵ月を達成した時に、体調や心境の変化をまた紹介したいと思います。
今後も3カ月経った時と半年、1年、3年経った時に、生活の変化も含めて記事にしたいと思います。

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