断酒半年から1年までの期間に起きた変化や感じたこと

断酒記
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今回は断酒を始めて半年してから1年経つまでに起こった変化を書いてみたいと思います。
大きな出来事は起きませんでしたが、意外なことが起こったので、記録用としても残しておこうと思います。

夏でもまったく飲酒欲求がない

断酒一年達成に向けて心配していたことの一つに、夏に強い飲酒欲求が出るのではないかという、不安がありました。
今年の夏は梅雨が短く連日真夏日で、厳しい暑さが続きましたが、予想に反して不思議とビールを飲みたいとはまったく思いませんでした。
不安が杞憂に終わりほっとしています。

断酒して200日が経ちましたが、振り返ってみて、炭酸を飲むのを止めたのがよかったと感じています。
よく、断酒したら炭酸水で我慢する、と聞きますが自分はそれをしませんでした。
炭酸水を飲むとビールやサワーなどのお酒を思い出してしまいそうだからです。
炭酸水がトリガーになって、ビールを飲みたくなるんじゃないかと心配だったからです(ちなみに、炭酸水は結構好きでした)。

炭酸水自体飲むことを止めようと思い、何か炭酸水の良くないイメージを探していたら、丁度その頃、歯医者に通っていて、待合室に貼られていた絵で、炭酸水は歯のエナメル質を溶かすことを知りました。
それを契機に、炭酸水は体に良くないと思うことにして、飲むのを止めました。
2月だったか、冬の頃だったと思います。
以来、炭酸水を飲まないようになり、夏になっても炭酸を飲まずに済んでいます。

あまり夏は関係ないのかもしれませんが、個人的には炭酸水を飲むのを止めたら、お酒の飲酒欲求も減るのではないかと思います。
反対に、炭酸水で我慢していると、お酒を我慢できなくなるのではないかとも思います。

「お酒の代わりに」「お酒を我慢しているから」炭酸水を飲むということは、お酒を意識していることになります。
お酒のことなんて頭の中から消えているのが理想なので、お酒に関連するものもないのがいいのではないかと思うと、炭酸水を飲まないという選択肢はよかったのではないかと思えます。

禁酒中の方、断酒中の方、参考になれば試してみてはいかがでしょうか。

酒がなくても会話に困らない

お酒を飲んでいた頃は、人と会話するのが苦手だったためお酒の力を借りていました。
ですので、断酒したら会話に苦労すると思っていました。

断酒して1ヶ月あたりは確かに会話に戸惑いました。
予想通りうまく話せず、言葉が出てこず、声が小さかったり滑舌が悪くて聞き返されました。
そしてそれで苛々しました。

ですが数ヶ月もすれば会話に慣れ、酒がなくても会話に困らなくなりました。
むしろ話しやすくなり、また会話するのが楽しく感じるようになりました。

それは、上手く話せるように意識するようになったからです。
酒に頼っていた時は、自分の話し方を改善しようと思いませんでした。
ですが素面(しらふ)だと、なぜ上手く話せないのか考え、改善しようとします。
なので自然と話し方が向上するのです。

振り返ってみれば、酒を飲めば上手く話せるというのは、自分にとっては幻想でした。
自分の言いたいことをストレスなく発してはいますが、それが相手にきちんと届いているのか分かりません。
滑舌が悪かったり、音量が小さかったり、早口になっていたり、相手が酔っていて理解できていなかったり。

中身のない会話、後になって何を話したか覚えていない会話。
断酒したおかげで、そんな無駄な時間も無くなりました。

断酒8カ月後に起きた飲酒欲求①

断酒してから飲酒欲求が出たのは、8ヶ月が経った頃でした。
一般的に、断酒してから飲酒欲求が大きくなるのは150日〜180日(5〜6ヶ月)後の間だと言います。
その期間にスリップする人が多いといいます。
自分の場合はその期間が過ぎても飲酒欲求が全くといっていいほどなかったので、自分には無縁のものだと思っていました。

しかし忘れた頃に飲酒欲求が出ました。
それは旅行が原因でした。
9月に夏休みを取って京都旅行をすることにし、その予定を立てている時に、お酒を飲みたいと思いました。

旅の日は、たまたま彼女の誕生日と重なり、どこか落ち着いたバーに行きたいと思い、調べていると、鴨川にはルーフトップバーという納涼床の灯りを見ながらお酒を飲めるバーがあり、そこに行ってみたいと思いました。

勿論自分はノンアルを飲むつもりでしたが、調べている時に、
こんな所で飲んだら気持ちいいだろうな
と思いました。

それから数日その気持ちが収まらず、夢の中で酒を飲んでいる夢を数回見ました。

その時はこれではいけないと思い、なぜ自分は断酒したのか振り返ったら、飲酒欲求は収まりました。
このブログで以前書いた記事も読み返しました。
また、どんなシチュエーションにしろ、酒が美味しいというのは幻想だということを思い出したら、収まりました。

飲まずに済みたしたが、旅行がきっかけで酒を飲みたくなるとは思いませんでした。
長年の習慣はすぐには脳から消えないもので、いいシチュエーションと酒がリンクしてしまうことを再確認しました。
まだまだ油断できない、そんなことを改めて再認識させてくれる出来事でした。

写真は京都観光をした時に鴨川沿いのルーフトップバーで飲んだジンジャーエールです

断酒8カ月後に起きた飲酒欲求②

旅行を計画している時に飲酒欲求が出てきたことを書きましたが、それは旅行中にもありました。
程度は大きくはなく、断酒の決断が揺らぐほどのものではありませんでしたが、
あぁ、人はこういう時にお酒を飲みたくなるものだったな、
と思い出しました。

それは旅行中に疲れを感じた時でした。
2泊3日の京都旅行をした2日目、筋肉痛と夏の暑さで終日疲れていました。
普段1日歩くことなんてないので、初日で筋肉痛になりました。
しかしせっかくの旅行なのでいろいろな場所を観たいと思うものです。

それで足の痛みと暑さを我慢して歩きましたが、そんな時に、
酒でも飲んだらこの痛みが和らぐのにな
と思いました。

また、怒りを覚えた時も酒を飲みたくなりました。
旅の最終日の3日目に、帰る時に新幹線が1時間半の遅延になりました。
小田原の大雨が原因で、これはよくあることらしいのですが、
移動時間を節約するために高い料金払って新幹線に乗るのに、こんなよくある理由で遅延するのか、
と苛立ちました。

想定外だったのと、旅行中で溜まっていたフラストレーションで(知らない場所に行くとストレスを感じるもので、また旅先ではお店で不快な接客を受けることはよくあるものです)、心底怒りを覚えました。

そんな時に、
酒でも飲んだらこの怒りも収まるのにな
と思いました。

人は疲れや怒りを紛らわすために酒を飲む
嫌な感情を麻痺させるために飲む
そんなことを再確認しました。

写真は京都観光をした時に鴨川沿いのルーフトップバーで飲んだノンアルです

飲酒欲求を抑えたものは断酒継続期間

そんな飲酒欲求が旅行をした時に数回ありました。

いいシチュエーションの時にお酒が飲みたい
疲れた時にそれを紛らわすために飲みたい
怒った時にそれを和らげるために飲みたい
と。

実はこの時は飲んでもおかしくない状況でした。
断酒が当たり前の生活になり、断酒したからといって別段自分のやっていること(YouTube)が上手くいくようになる訳でもなく、人生が良くなったと強く実感する訳でもないと思っていた、そんな時期でした。
そのため、飲んでもいっかと思う気持ちもありました。

その時は飲酒欲求を抑えるために次のことを考えました。

何のために断酒したのか
飲んでも気持ちいいのはその時だけ
これまで我慢したのに勿体ない
と。

普段は1番上の理由が一番しっくりきます。
惨めな自分を変えて幸せになる
そのために酒を飲まない
そんな気持ちが普段は断酒の柱になっています。

しかし、旅行の時は3番目の理由が一番大きかったです。
これまで断酒してきたのに、ここでまた振り出しに戻るのか
あと少しで断酒1年達成できるのに、やめてしまうのか
そんな気持ちが飲酒欲求を決してくれました。

意外だったと同時に、断酒を続けて良かったと思い、また、継続したい気持ちが増しました。
継続は力なりと言いますが、断酒も継続がいい結果を出してくれることを知りました。

以上、断酒半年から一年の間に起きたことを書いてみました。

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