断酒して半年経って感じること 断酒に慣れその効果をさほど実感しないが確実によくなる期間

断酒記
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20年以上毎日飲んでいたお酒を止めて、半年が経ちました。
飲まない日が当たり前になり、普段の生活で特別大きな変化を感じていませんが、この機会に断酒して半年経った体験談を書いてみたいと思います。

断酒を考えている人や断酒中の方の参考になれば、嬉しく思います。

総括

以前、断酒100日を達成した時に記事を書いてから3ヶ月が経ちましたが、これと言って普段の生活で大きな変化は起きていません。
気持ちの面でも体の面でも大きな変化はなく、また時間やお金の面でも大きな変化はありませんでした。

ですが、お酒を飲んでいた頃と比べると、半年で生活が大きく変化しました。
思い返してみると、この半年で生活が格段に向上したことを実感し、改めて酒を止めてよかったと思います。

断酒を続けているとお酒を飲まないことが当たり前になるので、新鮮さがありません。
お酒のことを意識することすらなくなるので、断酒の効果を実感することもありません。
しかし確実に体も気持ちも健全になり、時間とお金を有効に使い、有益な人生を送れるようになります。

以下、飲酒欲求や断酒で得られるメリット(時間・お金・健康が手に入る)について、それぞれもう少し詳しく書いてみたいと思います。

飲酒欲求

飲酒欲求は断酒3ヶ月後から更に減りました。全くと言っていいほどありません。
3ヶ月経った頃は、これから飲酒欲求が増えるのではないかと心配していました。
一般的に、断酒は3ヶ月経ってから半年経つまでの間が1番きつく、その間にスリップ(飲酒を再開してしまうこと)する可能性が1番高いそうです。
特に150日経った辺りがきついそうです。

ですので、自分も3ヶ月から半年経つ間に飲酒欲求が出てきて、それと格闘しなければいけないのかと心配していました。
しかし、自分の場合は全く飲酒欲求が湧かず、むしろ減りました。

街を歩いていて居酒屋の看板に「生ビール税抜290円」と書いてあるのを見ると、昔は「安い」と思っていました。190円なら尚更です。
ですが今では「290円貰っても飲みたくないな」と思います。
290円あげるからビール飲んでと言われも、全く飲むメリットを感じません。

怠くなる
頭が働かなくなる
酒が抜けるまで48時間無駄にする
10杯飲んでも2,900円しか貰えない。割に合わない…

と思うように変化しました。

自分の場合はお酒を止める際に、辛さがあまりありませんでした。
心底お酒が嫌になり、悪友と絶交する感覚で距離を置きました。
ですので生活が向上した現在、また以前の自分にあえて戻りたいとは思えず、飲酒欲求はありません。

断酒のメリット①時間 

断酒3ヶ月経ってから半年経つまで、時間は少しですが増えました。
集中力が増えたからです。

お酒を止めてから時間ができましたが、その時間を全て有効に活用できた訳ではありませんでした。
集中力が一気に増えることは、残念ながら僕自身の場合は無く、時間ができてもそれを有効に使うことができませんでした。

しかし人間、挑戦すれば成長するもので、この3ヶ月の間に少しずつではありますが、集中力が増えました。
そして、やりたいことに時間を割くことができるようになり、微量ですが前進しています。

これも断酒してから3カ月経った時と比べると僅かな前進ですが、断酒前と比べると大きな前進です。
飲酒していた頃と比べると相当毎日が充実し、遥かに有益な半年間を手に入れました。

断酒のメリット②お金

これも時間と同様に、断酒してから3カ月経った頃と比べてみると、さほどお金が貯まった感覚はありませんが、飲酒していた頃と比べると、結構な額が溜まりました。
お酒を飲んでいた頃は毎月3〜4万円をお酒に使っていました。
断酒を期に、お酒に使っていたお金を自分の生活を向上させる物に使おうと思いましたが、結果としては使い切れず溜まっています。

お金をケチらず本をたくさん買おうと思いましたが、本はブックオフオンラインのような中古でいいですし、たくさん買ったところで、ブログや動画作成が忙しくて読み切れません。
ブログや動画作りに使う机や椅子をもっといい物に買い替えたり、使い古している電子レンジやドライヤー、鏡面などの電化製品や家具を買い替えようとは思うものの、元々、物にお金を使えない貧乏性とずぼらな性格で、結局お金を使っていません。

現状は溜めておいて、時間ができた時に本業の旅に惜しみなく使いたいと思っています。

この先も毎月、これまではお酒に使っていた数万円のお金が貯まり続けるので、お金は間違いなく貯まります。

断酒のメリット③健康

健康も時間とお金と同様に、断酒3カ月経過した頃と比べるとそれほど大きな変化は感じられませんが、飲酒していた頃と比べると、かなり健康になりました。
飲酒していた頃のあの体が重い状態がありませんし、二日酔いの体も頭も使いものにならない状態もありません。
疲れや寝不足感があっても、飲酒していた頃の体の怠さと比べると、全然マシです。

残念ながら、僕の場合は断酒で体重が減りませんでした。
2カ月前から、ようやく重い腰を上げてダイエットをはじめ少し体重が落ち、それで体がかなり軽くなりました。

断酒によって睡眠の質が上がったとは思えません(あくまで感覚で医学的には向上しているはずですが)。
ですが、ダイエットを始めて寝る前に食べる量が減ったため、睡眠中の内臓への負担が減り、睡眠の質は上がり、結果としては睡眠の質は上がっています。

筋トレをはじめ筋肉も増え、体を動かすことが楽になっているので、徐々ではありますが、健康も向上しています。

一番辛かったのは1ヵ月後

以上、断酒して半年経過して感じたことでした。
断酒3カ月~半年の間はまったく辛くなかったので、これまでで一番いつが辛かったのかというと、1ヵ月後あたりの時期でした。

僕の場合は幸い、飲酒欲求が無かったので、それに苦しむことがありませんでしたが、お酒を飲まないという新しい生活に戸惑い、ストレスを感じました(詳しくは断酒して1ヵ月~100日間までに起きたことに書いています)。
ですので、それを乗り越えた3カ月~半年は楽に過ごすことができました。

まとめとその他思うこと

半年もすると断酒しているからといって、日々大きな効果を感じないものですが、それがいいと思います。
お酒のことを考えていないからです。

毎日断酒による効果を考えているということは、同時にお酒のことも意識していることになり、頭からお酒のことが消えていない状態です。
それは危険な状態に思えます。

この先もお酒のことを考えない日々を送ることになると思いますが、それこそお酒から解放されたことになるのかと思います。

最後に、自分が断酒できたのは、本当によかったと思います。
Twitterなどで断酒に挑戦している人の投稿をいろいろと見ると、スリップしている人をよく見かけます。
僕のようにお酒を心底嫌い絶交しようと思っても、できないほど依存性が高い人がいるのも現実です。

気合とか根性とかの問題ではなく、依存度の問題なので、断酒するのに相当の時間と苦労を必要とする人が多いのも現実です。
そうした方には僕の体験談は役に立ちませんが、アルコールの依存度の低い人で危機感を持っている人は、止めやすいうちに止めるのがいいのは言うまでもないので、挑戦してみてはと思います。

以上、断酒して半年経過して感じたことでした。
興味のある方は過去の記事もどうぞお読みください。

【体験談】3週間禁酒して感じること | 四季を気ままに (shikikimama.com)

【体験談】断酒して1ヵ月~100日間までに起きたこと | 四季を気ままに (shikikimama.com)

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