断酒3年で何がどう変わったか
生活の変化
断酒して3年。
手に入れたものは数知れない。
その顕著なものが、生活の向上だ。
酒をやめて生活が改善した。
仕事が終われば酒を飲んで終わっていた一日は、自分のやりたいことに使えるようになった。
気になることを調べ、ちょっとした用事を直ぐに済ませ、後回しにしない。
酒を飲んでいた頃は、それらを放置して溜めていたが、今は淡々と片付けられるようになった。
休日もしかり。
行動力が増え、運動する日が増え、旅に出るようにもなった。
掃除や片付けだけでなく、動画制作など「自分の時間」を使えるようになったことが大きい。
心と体の変化
酒をやめて、気持ちに余裕が生まれた。
体も軽くなり、毎日が楽になった。
何と言っても、朝起きた時のあの絶望感がなくなったのがいい。
飲んでしまったという後悔や、深酒による体の怠さ。
自己嫌悪に陥りながら、思い足で出勤する。
それがなくなったのは、至って健全なことだと実感する。
もちろん、眠い日や疲れが残る日もある。
だが、酒を飲んでいた頃の重さとは比べ物にならない。
仕事が終わって疲れていても、どこかに余裕がある。
睡眠の質も上がった。
酒を飲むと交感神経が活発になり、睡眠が浅くなる。
アルコールの分解に体力も使う。
断酒するとそれらのことがなくなるから、睡眠の質が上がる。
酒に奪われていた時間を睡眠に回せるため、睡眠時間そのものも増えた。
お金と時間の変化
酒に使っていた時間と金額がそのまま戻ってきた。
1日数時間、月に数万円。
それが丸ごと自分のものになった。
生活が整うのは当然だと思う。
3年間の中でしんどかった時期 3カ月~半年が一番苦しかった
自分の場合、強い飲酒欲求はほとんどなかった。
それでも、将来への不安や苛立ちが続き、精神的には安定しなかった。
酒を飲んでごまかしていたことと向き合わなければならなくなったのだ。
この時期が一番辛かった。
(詳しくはこちらをどうぞ。断酒して1ヵ月~100日間までに起きたこと)
ただ、酒を飲まなければ正常な思考ができる。
後回しにせずに向き合える。
改善策を考え、実行していくうちに、半年ほどで落ち着いた。
1年目・2年目の落とし穴
飲酒欲求は何度かぶり返した。
断酒したら酒から解放されると思っていたが、そんなに甘いものではない。
旅先の夜景、おしゃれな空間、親しい人との時間。
そうした「良いシチュエーション」は、酒とリンクしてしまう。
脳が記憶しているのだ。
親しい人が酒を美味しそうに飲んでいると、心が揺らぐこともある。
「飲んでもいいかもしれない」
その軽い感覚が出てきてしまい、恐怖を感じる。
酒は厄介だ。
飲酒欲求がぶり返す時、どうやって乗り越えてきたか
そんな時は、必ず、なぜ酒をやめたのか考える。
一旦立ち止まって、考えることにする。
酒が良いものではなく、憎むべく悪しきものだと、思い直す。
それには、日頃から酒を見る度に、酒の事を思う度に、酒に対するネガティブな感情を思い返起こすのが役立つ。
これが自分にとっての防御策となる。
断酒してきた期間も、断酒の支えになっている。
1年の断酒は重い。
再飲したら1年飲まずにいるのは難しい。
2年なら猶のこと。
これまで積み重ねてきたものを壊したくない。
また一から始めるくらいなら、断酒を続けた方がいいに決まっている。
そんな気持ちが断酒の支えになり、3年間飲まずにやってこれた。
断酒が続くと、酒の怖さや危なさを忘れてしまう。
だから意識的に酒に対してネガティブなイメージを刷り込むのがよい。
その一例として、定期的にYouTubeでアル中配信者を観ることにしている。
酒に溺れ暴飲暴食している姿を昔の自分と重ね、嫌悪感と戒めを思い出す。
これもまた、自分には必要な習慣だ。
断酒3年経った今の正直な実感
酒は厄介だ。
これに尽きる。
素直にそう思う。
この気持ちは年々増している。
タバコよりも断然厄介だ。
依存度が高くて、やめられない。
昔タバコを吸っていた。今は禁煙したが、タバコは昔は美味しかったし好きだったが、今では嫌悪感しかない。
歩きたばこをしている人を見るとそうだし、煙の臭いが心底不快に思う。
だけど酒にはそれがない。
ふと、「美味しそうだな」とか「飲んでもいいかも」と思ってしまう。
だから酔っ払い見て、意識的に酒に対して悪い印象を持つように努めている。
ネガティブなイメージや感情を持つようにしている。
そうでないと再飲してしまいそうなのだ。
それほど酒は怖い。
そんな思いが、3年経って、より増している。
終わりに
断酒3年で手に入れたのは、派手な幸福ではない。
ごく普通の、穏やかで健全な生活だ。
だがそれが何より価値のあるものだと思う。
これから断酒を始めたい人に:断酒の歩みを続けるための、いくつかの参考情報
断酒を始めると、気持ちや体調が少し揺れやすい時期がある。
眠りが浅くなったり、気分が落ち着かなかったり、習慣が変わることで戸惑うことも。
そうした時、考え方の整理に役立つ本を読んだり、生活リズムを整えるサプリを補助的に使ったりすることで、歩みが少し楽になることがあると、言われている。
ここでは、断酒や習慣づくりについて調べる中で、よく紹介されている本やサプリを、客観的な情報としてまとめておきたいと思う。
※私自身が読了・使用したものではなく、「参考として挙げられることが多いもの」を紹介しています。
断酒や習慣づくりの理解に役立つとされる本
断酒は、仕組みや習慣の変化を知ることで、気持ちが楽になると言われています。
ここでは「解説がわかりやすい」「読まれることが多い」と評判の本をいくつか挙げます。
① 心理と医療の両面からやさしく解説
『「そろそろ、お酒やめようかな」と思ったときに読む本』
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楽天
専門医が、アルコールとの付き合い方や、やめ方を丁寧に整理した一冊。
お酒を手放すのが難しく感じる人に、仕組みや考え方の変え方を示してくれます。
出版社の紹介では、専門医による最新知見を基に、お酒の正体ややめ方、続けたときの利点が触れられているとされています。
文章が静かで落ち着いているので、夜や休息の時間に少しずつ読めるタイプ。
おすすめ度:初めて断酒を考える人、心の整理をしたい人に特に向く。
② 心のハードルを下げるロングセラー
『禁酒セラピー ― 読むだけで絶対やめられる』
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アレン・カーの『禁煙セラピー』の禁酒版で、やめられない理由や心の仕組みを、平易に解きほぐすロングセラー。
説明では、お酒という迷路から抜け出す地図のような内容とされ、やめられないはずがない、と説かれています。
読後、気持ちがすっきりしやすく、次の一歩を踏み出す心の支えとして使いやすい。
ノウハウだけでなく、心理の整理にも寄り添う内容。
おすすめ度:心の糸が絡まって前に進みにくい人、すぐに読んで気持ちを立て直したい人に向く。
③ 断酒の道のりを、実際の体験として味わえる一冊
『しらふで生きる 大酒飲みの決断』
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楽天
作家・町田康さんが、長年の飲酒生活から断酒へ至る過程を記したエッセイ/体験記。
絶望的な日々や難関の季節、誘惑を乗り越える姿が現実的に描かれており、断酒を続ける現実感が得られます。
出版社の紹介でも、眠れるようになる、身体が軽くなる、思考が明晰になるなど、断酒後の変化が語られています。
語り口は静かながら力強く、孤独な夜に寄り添う読み物としての値打ちがある。
おすすめ度:実際の体験談から勇気や共感を得たい人に最適。
身体の調子を整えるためのサプリ(参考)
断酒初期は、睡眠や生活リズムが不安定になることが多いです。
ここでは、睡眠サポートとしてよく紹介されるものを例として挙げています。
睡眠リズムのサポートとして紹介されることが多い商品
AJINOMOTO『ぐっすりグリナ』
味の素 グリナ 睡眠ケア&ストレスケア 6本入袋 グリシン GABA 睡眠 サプリ [機能性表示食品]の素
楽天
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グリシンを含む、機能性表示食品の睡眠サポート。
公式ページによると、深睡眠をもたらし、睡眠の質向上や睡眠リズム改善、起床時の爽快感、日中の眠気軽減、疲労感軽減などに役立つとされています。
断酒後の夜の不安や、眠りの質が気になる時に、短期間の補助として選びやすい。
個人差はあるが、使い方が比較的シンプル。過度な期待はせず、日々のリズムづくりの一助として。
おすすめ度:眠りが浅い、寝起きがつらい日が続く人に向けての控えめな補助。
ここで紹介している本・サプリは、いずれも 「断酒の補助として一般的に紹介されることが多いもの」 をまとめたものです。
効果の感じ方や、合う・合わないは個人差があります。
断酒そのものが主役であり、これらはあくまで「補助的な選択肢」です。
体調や健康状態に不安がある場合は、医療機関で相談することが推奨されています。


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