大好きだったお酒をやめて3週間が経つ。
あれほど好きで、飲まずにはいられなかったお酒をやめられたことが嬉しくて、毎日が楽しい。
禁酒をすれば、飲酒欲求に襲われたり、離脱症状に苦しんだりするものだと思っていた。
でも実際は、大した苦労もせずここまで続けることができた。
それができたのは、お酒が美味しいものとして見えなくなったのが大きい。
お酒に対するネガティブな感情が強くなり、「飲みたくない」と思うようになった。
その結果、自然と飲む量が減り、飲まない日が増え、禁酒を決断できた。
今回は、現時点での
・禁酒できた理由(なぜ辛くなかったか)
・3週間で変わったこと
・今後の課題(今後禁酒を続けていく上での不安要素と予防策)
を書いてみたいと思う。
自分でも信じられないほどすんなり禁酒に至る
正直、お酒をやめられるとは思っていなかった。
(この記事を書いている今もそう思っている)
「お酒はやめられない。だから飲む日を減らせられればいい」
そう思っていたのに、気づけばすんなり禁酒に入れた。
禁酒に至るまでの流れはこうだ。
禁酒に至った経緯
12月1日:お酒を控えようと決意
といっても止められた試しがないから、飲まない日を増やすことにする
1日~3日:3日間飲まない
↓
4日:焼酎サワー200mlを4杯飲む(ビール2缶分)
好きなビールだとお酒をやめられないから焼酎でごまかす
5日:焼酎サワー200mlを1杯飲む(ビール0.5缶分)
↓
6日~10日:5日間飲まない
↓
11日:日本酒の冷酒お猪口1杯飲む(ビール0.5缶分)
付き合いで一口だけ飲む
↓
12日~18日:7日間飲まない
↓
19日:ビール1缶飲む(これが最後の飲酒)
お歳暮にビールをもらったため1缶だけ飲む
この時点で12月に飲んだお酒の量はビール350ml缶に換算して4本
↓
12月20日:禁酒開始
↓
1月10日:禁酒22日目
最後にお酒を口にしてから3週間経過
禁酒する前のお酒の量と依存度
これだけすんなり禁酒したと言うと信じられないかもしれないが、僕はもともとお酒にかなり依存していた。
手が震えるほどの重度ではないし、酒乱でもない。
ただ、アルコールなしで生活ができない、中度のアル中だったと思う。
毎日ビールを3〜4缶、最低でも2缶は飲む
休日はそれにワインや日本酒を足してようやく満足
自分でも引くくらい飲んでいた時期は、4日間でビール30缶分。
1日平均7缶。翌日に仕事があるのに、それだけ飲んでいた。
そんな自分でも、いくつか条件が揃った結果、禁酒に踏み切れた。
禁酒できた理由
①「飲みたくない気持ち」が大きくなった
そんな自分が禁酒できたのは、
「飲みたい」より「飲みたくない」が勝つようになったからだ。
お酒をやめたいと思う人なら、誰もが心当たりがあると思う。
朝起きると、昨日飲んだことを後悔して自己嫌悪。
体が重く、だるいまま出勤する。
頭が冴えず、仕事のパフォーマンスが落ちる。
仕事で嫌な思いをし、仕事がつまらなくなる。
それなのに夕方になると元気になって飲みたくなる。
今晩なにを飲もうか、なにをつまみにしようか考え、酒を買って帰る。
そしてまた朝、同じ気持ちになる。
こんな毎日を、何年も続けてきた。
やめれば楽になるのに、やめられない。
同じ過ちを繰り返すということは、進歩がないどころか、後退している。
どうすればこの生活から抜け出せるのか。
そう考えた結果、お酒を飲んだ後の嫌な気持ちを思い出すことにした。
お酒を飲んでしまったという後悔を。
お酒を飲んだ後の体の怠さを。
とにかくこれを繰り返した。
飲んでいる時も、飲む前も、飲んだ後も、
常にお酒に対するネガティブな感情を、意識的に持つようにした。
②お酒が美味くなくなり、減酒できるようになった
そういうことを続けていると、不思議なもので、飲んでも美味しいと思わない日が増えてきた。
美味しい日もある。
でも、そうでない日が少しずつ増えていく。
嫌だと思いながら飲むと美味しくない
やめたいと思いながら飲むと美味しくない
精神的な面だけでなく、長年飲み続けて肝臓が弱ってきた、という身体的要因もあると思う。
とにかく、「前ほど美味しくない」が現実として増えていった。
そのおかげで、少しずつ酒量を減らせるようになった。
月の休肝日を増やせるようになり、休肝日の連続日数も伸びた。
もちろん、一気にそうなったわけではない。
前進しては後退し、その反動で飲みすぎて…というのを何度も繰り返した。
それでも「禁酒に挑戦する」という行為自体が無駄ではなかったと、今は思っている。
③ やりたいことが見つかり、酒が“邪魔者”になった
真剣に打ち込みたいものが見つかったのも大きな理由の一つだった。
YouTubeを始めて、登録者1,000人を目指した。
でも、思うように作れない。
自分の納得のいくものが作れず、時間だけが過ぎていく。
もっと動画作成に時間をかけて、いいものを作りたい。
そう思えるようになると、酒が「楽しみ」ではなく、
自分のやりたいことを邪魔する存在に見えるようになった。
年齢も関係している。
40歳になり、人生の折り返しを意識するようになった。
長くても折り返し。短ければ、あと数年かもしれない。
そう考えると、ますます「酒なんて飲んでいる場合じゃない」と思うようになった。
禁酒はゴールではなく、過程にすぎない。
やりたいことに時間と体力とお金を投下するための手段。
この感覚が腹落ちしたのが、今回の禁酒を支えている。
④ 飲み方を変えて、習慣の入口を弱めた
飲み方を変えたことも、禁酒の助けになった。
僕はビールが好きだったが、焼酎の炭酸割り(サワー)に変えたら、飲酒欲求が少し弱まった。
きっかけは、ビールが値上がりして「バカらしい」と思ったことだ。
本当はやめたいのに、値上がりしても買わざるを得ない
やめられないから、高くなってもお金を払う
これが、単純に馬鹿げていると感じた。
そこで、安くて「飲んだ気」になれる焼酎の炭酸割りに切り替えた。
過去にも飲む酒を変えた結果、しばらくビールを飲まずにいられた経験がある。
普段飲み慣れているお酒を変えると、
「いつもの流れで飲む」習慣の入口が少し弱くなる。
減酒・禁酒を考えている人には、一つの手としておすすめできる。
(ただし、酒なら何でもいい人には、あまり効果がないかもしれない)
禁酒したての頃にあった“いい意味での不安”
ここまで書くと、順調にすんなりやめられた人に見えるかもしれないが、禁酒を始めてからずっと、頭のどこかに不安があった。
「本当に我慢できるのか」
「どこかで飲んでしまうんじゃないか」
そういう不安だ。
ただ、この不安は悪いものではなく、 “いい意味での不安” だったと思う。
「今はたまたまうまくいっているだけかもしれない」
「いつ大きな波が来るか分からない」
そう思っていたからこそ、気を抜かずにいられた。
だから最初の頃は、
「とりあえず今日は飲まないで済んだ」
「明日もこの調子でいけるだろうか」
「抗えない欲求が来ないといいな」
と、安心と不安がずっと同居していた。
そのおかげで、意識的に
飲んだ後の後悔
体の怠さ
二日酔いで潰した休日
を何度も何度も思い出し、「あの状態には戻りたくない」と自分に刷り込むことができた。
不安があったからこそ、慎重に、用心深く進めた。
この “いい意味での不安” も、禁酒を助けてくれた要素の一つだと思う。
禁酒して生活がどう変わったか
劇的な変化は、正直あまりない。
翌日から頭がスッキリするとか、体が軽いとか、そういう分かりやすい「ビフォーアフター」は、僕の場合ほとんどなかった。
以前も1週間ほど酒を我慢したことがあり、その時に感じた「飲まない日の軽さ」は知っていたので、今回は特別新鮮でもなかった、というのもある。
ただ、それでもハッキリ言えるのはこれだ。
時間が増えた。
飲まないと、時間が増える。
それを自分に使える。これはやっぱり大きい。
とはいえ、人間の集中力が急に伸びるわけではないので、やりたいことに打ち込んでいても疲れるし、「退屈だな」と思う瞬間もある。
正直に言うと、飲酒していた頃の方が、刺激は多くて楽しい。
だからこそ、これまで何度も禁酒に失敗してきた。
今回は、「禁酒そのものが目的ではなく、やりたいことのための手段だ」とハッキリ決めたことで、「退屈」を受け入れられたところが大きい。
今後の課題と、その予防策
この先も「飲んでもいいかも」という瞬間が必ず来る。
そこで飲まずにいられるか。
今後の課題は至ってシンプルだが、不安がある。
禁酒してから、実際もう少しで飲みそうになった場面が2回あった。
・年末年始のお祝いで、目の前にワインがあった時
・正月のいい日本酒を、知人がもらってきた時(知人の家に行った時にあった)
どちらも、「ちょっと頂戴?」と一言言えば飲める状況だった。
その場に立つと、自分が思っていた以上に、禁酒の意思がぐらついた。
だからこそ今後も、
酒が頭に浮かんだら、禁酒のメリットを反芻する
同時に、飲んだ時の怠さや後悔、不甲斐なさをできるだけリアルに思い出す
ことを続けようと思っている。
このやり方が自分には一番効いたから、それを継続しようと思う。
終わりに
3週間禁酒して感じたことをまとめると、こうなる。
思ったより辛くなかった
酒のイメージを書き換えたことで、美味しくなくなってきた
やりたいことが見つかり、酒が“邪魔者”になった
飲む酒を変えて、習慣の入口を弱めた
そしてずっと、「また飲んでしまうかもしれない」という “いい意味での不安” を持ち続けていた
禁酒はまだ始まったばかり。
次は3カ月経った時に、結果や体調・心境の変化を書いてみたい。
その頃には、今とは違う不安や、違う安心が見えているかもしれない。
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これから断酒を始めたい人に:断酒の歩みを続けるための、いくつかの参考情報
断酒を始めると、気持ちや体調が少し揺れやすい時期がある。
眠りが浅くなったり、気分が落ち着かなかったり、習慣が変わることで戸惑うことも。
そうした時、考え方の整理に役立つ本を読んだり、生活リズムを整えるサプリを補助的に使ったりすることで、歩みが少し楽になることがあると、言われている。
ここでは、断酒や習慣づくりについて調べる中で、よく紹介されている本やサプリを、客観的な情報としてまとめておきたいと思う。
※私自身が読了・使用したものではなく、「参考として挙げられることが多いもの」を紹介しています。
断酒や習慣づくりの理解に役立つとされる本
断酒は、仕組みや習慣の変化を知ることで、気持ちが楽になると言われています。
ここでは「解説がわかりやすい」「読まれることが多い」と評判の本をいくつか挙げます。
① 心理と医療の両面からやさしく解説
『「そろそろ、お酒やめようかな」と思ったときに読む本』
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専門医が、アルコールとの付き合い方や、やめ方を丁寧に整理した一冊。
お酒を手放すのが難しく感じる人に、仕組みや考え方の変え方を示してくれます。
出版社の紹介では、専門医による最新知見を基に、お酒の正体ややめ方、続けたときの利点が触れられているとされています。
文章が静かで落ち着いているので、夜や休息の時間に少しずつ読めるタイプ。
おすすめ度:初めて断酒を考える人、心の整理をしたい人に特に向く。
② 心のハードルを下げるロングセラー
『禁酒セラピー ― 読むだけで絶対やめられる』
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アレン・カーの『禁煙セラピー』の禁酒版で、やめられない理由や心の仕組みを、平易に解きほぐすロングセラー。
説明では、お酒という迷路から抜け出す地図のような内容とされ、やめられないはずがない、と説かれています。
読後、気持ちがすっきりしやすく、次の一歩を踏み出す心の支えとして使いやすい。
ノウハウだけでなく、心理の整理にも寄り添う内容。
おすすめ度:心の糸が絡まって前に進みにくい人、すぐに読んで気持ちを立て直したい人に向く。
③ 断酒の道のりを、実際の体験として味わえる一冊
『しらふで生きる 大酒飲みの決断』
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作家・町田康さんが、長年の飲酒生活から断酒へ至る過程を記したエッセイ/体験記。
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おすすめ度:実際の体験談から勇気や共感を得たい人に最適。
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効果の感じ方や、合う・合わないは個人差があります。
断酒そのものが主役であり、これらはあくまで「補助的な選択肢」です。
体調や健康状態に不安がある場合は、医療機関で相談することが推奨されています。


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